留学体験談

思いっきりフランスらしさを感じました!

星田 美和 様 Miwa HOSHIDA

フランスでアートを学びながら、パリで暮らしてみたいとまずは3か月間の短期留学をしてみました。

心からリラックスして描くことができました。

 アトリエブボック、最高に楽しかったです。場所はとても広い公園の向かいにあるマンションの一室で生徒数は6~7人です。私は夏休み前の数週間通いましたが、その時に来ていたのは10代後半と見られる学生が多かったです。みんな本当に絵が好きなんだなって伝わってくる雰囲気を持つ人たちで、物静かに先生の話を聞き、時には質問をし、熱心に先生と話をして、その後黙々とデッサンする姿を見てはその中に混ざり絵を描けることが本当に幸せで、心からリラックスして描くことができました。
 題材はいろいろで曜日によってメニューが変わります。アトリエ内で静物のデッサン、ヌードのデッサン、向かいの公園で好きな場所を選び自然・風景を描く日、ルーブル美術館で気に入った像を描く日などがありました。アトリエ内でのデッサンは、鉛筆、木炭、水彩などの先生からの指示がありその日によって変わりました。

本当に何もわからなければ、周りの人たちを真似すればいい

 私はフランス語はわずかにしか話せずアート関係の用語も全くわからないので、説明の時の話は何が話されているのか全くわかりませんでした。それでもみんなへの説明後に「わかる?」と聞かれ、わからないと言えばとてもシンプルに、実際に画用紙に筆使いなどを描いて示してくれるので、わからなかったらどうしようと心配することもありません。本当に何もわからなければ、周りの人たちを観察して真似すればいいだけの話ですしね。公園でのスケッチの時には、先生は寝転んで音楽でも聞いているような様子で、時々回ってきて絵を見てくれます。ルーブル美術館の時も、順番に生徒のところを見に回ってくれます。型にはまらずに自由に描くスタイルや、アトリエ自体の雰囲気、ヌードモデルの方の本当に美しい考えられたポーズなどに、私は思いっきりフランスらしさを感じました。それを味わっただけでも行ってよかったと思っています。自由な雰囲気の中でリラックスして絵を描きたい方にはもってこいの場所だと思います。