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第5期奨学生の留学体験レポート

 

中西様のディジョンレポート2

 

11月のブルゴーニュについて

 

11月のディジョは雨が多く、折り畳み傘は手放せない日々が続いています。とくにボジョレーの解禁後からは1日中雨という日も少なくありませが雨で塞ぎ込んでばかりもいられません。

私のいるブルゴーニュは今、一年で最も活気のある時期です。この時期ディジョンやブルゴーニュの村々では毎週末ワインや食に関するお祭りが開催されています!食欲とワインの季節、本番という感じでした。

 

私も早速、幾つかのお祭りをみてきましたがどこもとても賑わいしかも、美味しい料理や今年のワインが無料で試飲し放題でとても楽しかったです。世界中からバイヤーや観光客が訪れるのでこの時期は村を散策するだけでも楽しいのです。ワイナリーごとにも感謝祭を行なうところもあります。多くは今年のワインの販売会という感じですが試飲もでき、生産者から直にワインの出来ばえを伺う事もできました。またワイナリーによっては地元の特産物(ワインの肴になりそうなもの…)に加え牡蠣など海産物の販売業者も参加し盛大なものもあります。地方ならではで地元の人と触れ合えるすばらしい機会でした。


私の通っているCIEF(大学付属の語学学校)にもこのブルゴーニュのワインの季節を心待ちにしていた学生が多かったです。というのも、私のクラスだけに関わらず社会人を経験した後、ワインや料理の勉強のためCIEFに来る人も少なくありません。確かにCIEFではワインの講義も持っていますがフランス語で行なわれるため、かなりレベルは高いことを覚悟しなければいけないと思います。

 

CIEFで知り合った友人の中には悩んでいる方もいました。やはりCIEFは語学学校でありブルゴーニュ大学の編入を志す学生のための機関です。そのため毎日課題がでますし毎週のように小テストがあります。自主性を重んじる先生もいますが授業は出欠確認をします。それぞれの留学スタイルがあると思いますが如何に大学のスタンスと沿っていけるかも大切です。

とは言え、私のクラスでは学生は少なくその多くは一度、社会経験をした20代後半から30代半ばの方ばかりです。仕事や学校に通いながら半年ほど日本でフランス語の語学機関に通って来るというパターンがこちらの授業にも馴染み易いのではないかと個人的に思います。

 

またCIEFでは大学付属ならではだと思いますが、スポーツクラブが広く学生に開かれています。サッカーや水泳などのほかに乗馬やヨガなど時期があえば興味のあるクラブに参加できます。授業や課題の合間をみて参加してみるのもよいと思います。

 


~ストライキについて~

みなさんニュースでもご存知かと思いますが、今月フランス全土で大規模なストライキがありました。ここディジョンでもCIEF(語学学校)は授業こそ影響はありませんでしたが、今回のストライキには公務員をはじめ学生などが広く参加したため大学や郵便局など多くの公共機関で影響がありました。大学内の学食や学内のカフェなども職員がストライキのため休業し、また大学のレジデンスに入っている学生も寮で食事が出ないなどの影響があったようです。そのため、街中のカフェは平日にも関わらず人が多かったです。午後からは街の大通りは交通規制が始まり大規模なデモも行なわれました。その間バスは路線を変え走っていたようです。やはり、フランス生活でストライキはつきものなので臨機応変に対応しなければいけないと感じました。