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フランス音楽留学体験談2017

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植野 萌雅様

植野 萌雅様
植野 萌雅様

通学校:パリ地方音楽院 Cycle Spécialisé課程 ピアノ
パリ13区立音楽院 Cycle Spécialisé課程 ピアノ伴奏法

留学期間:2016年9月~

東京都立総合芸術高等学校卒業後渡仏。現在パリ地方音楽院でピアノソロをBilly EIDI(ビリー・エイディ)先生に、13区立音楽院で伴奏法をClaude COLLET(クロード・コレ)先生に師事。


伴奏のエキスパートを目指して

高校1年の頃から、将来は伴奏やオペラに関する仕事をしたいと考えていましたが、日本の音楽大学には伴奏の専門家を養成するカリキュラムがないため、エキスパートになるためには海外で勉強するしかないということを知りました。日本でエイディ先生のレッスンを受けた際に相談したところ、フランスのピアノ伴奏科のシステムについて教えてくださいました。当初は伴奏法のみを勉強するつもりでいましたが、先生から「優れた伴奏者になるためには、まず優れたピアニストである必要がある。あなたの年齢では、ピアノソロも並行して勉強しなさい」とアドバイスをいただき、2つの課程を受験することにしました。

 

区立音楽院での伴奏法のレッスンでは、初見視奏を始め、移調やスコアリーディング等、勉強の内容が多岐に渡ります。初見はソロの作品だけでなく、他の楽器とのアンサンブルも勉強します。変拍子が多い近現代の作品を、サックスやチューバなどの移調楽器と弾くことが多いです。また、2台ピアノの作品や、古典派のコンチェルトも勉強します。コンチェルトでは1人がソロパートを弾き、もう1人はオーケストラパートの総譜を初見で演奏します。コレ先生は各生徒の特徴をよく把握して、生徒の自主性を尊重しつつ不得意なことも自然に上達するように指導してくださいます。伴奏法は、様々なスキルに加え適応力や柔軟性が求められる分野です。100人編成のオーケストラの作品や、憧れのオペラの作品をピアノ1台で弾くことができるなど、ソロの作品の演奏では味わえない楽しみがあります。 

 

地方音楽院でのエイディ先生のレッスンでは、作品全体を大きく捉えるように、また曲の流れやフレーズを長く取るようにとアドバイスされます。先生は各生徒の良さを尊重してくださり、決してご自分の考えを押し付けずに、楽譜から読み解いた演奏解釈を提案してくださいます。楽曲分析の観点からの作品へのアプローチの仕方は、大変勉強になります。2つの課程を両立しているため、勉強する曲数が多い上、曲の回りが早いので大変ですが、自分のキャパシティが広がり、相互に良い影響を及ぼしているのを感じます。

 

フランスを初めて訪問した際、音楽を始め芸術の水準の高さを感じ、この地で勉強することができ たらどれほど素晴らしいことかと思いました。この土地で偉大な作品が生み出されたということを身をもって実感できるのは、何物にも代えがたいものです。これからは地の利を生かしてヨーロッパ各地を訪れ、その国出身の作曲家の足跡を辿ってみたいです。土地柄などを体感してみないと分からないこともあり、作曲家の人間としての部分を知って作品に取り組みたいと考えています。