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フランス音楽留学体験談2017

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多久嶋 茜音様

多久嶋 茜音様
多久嶋 茜音様

通学校:パリ国立高等音楽院 1er Cycle Supérieur課程  ピアノ

留学期間:2013年5月~

上野学園大学1年次に渡仏し、エコール・ノルマル音楽院にてブルーノ・リグット(Bruno RIGUTTO)先生に2年間師事。2015年パリ国立高等音楽院に合格後、1年間ミシェル・ベロフ(Michel BEROFF)先生に師事した後、現在フローラン・ボファール(Florent BOFFARD)先生のクラスに在籍。 


人々とのコミュニケーションを人生のテーマに

昨年は、夏に東京でフランス音楽のプログラムでリサイタルを行ったのを始め演奏する機会にたくさん恵まれ、大変充実した年でした。ソロ演奏以外でも、友人のダンサーと、音楽と舞踊の融合を目指した総合芸術団体Coars(こあるす)を立ち上げ、年末に東京で第1回公演を開催しました。ピアノ用に編曲された2つのバレエ音楽、プロコフィエフの「シンデレラ」とチャイコフスキーの「くるみ割り人形」の間にラヴェルのピアノ曲「ソナチネ」を入れたプログラムで、ソロピアノと10人のダンサーのコラボレーションを行いました。終演後、音楽とダンス両方の関係者の方々から、「意欲的な試みなのでぜひ続けてほしい」という声が多数あり、好評をいただいたことは大変励みになりました。今後は楽器を増やしたり、演出家を招くなどしてさらに充実した舞台にし、定期的に公演を続けていきたいと思っています。

 

音楽院では、昨年6月に退官されたミシェル・ベロフ(Michel BEROFF)先生に代わり、現在はフローラン・ボファール(Florent BOFFARD)先生のクラスで勉強しています。先生はアシスタントのアンヌ=リーズ・ガスタルディ(Anne-Lise GASTALDI)先生と連携を取って、大変親身に指導してくださいます。現在は、現代音楽に詳しいボファール先生のもとで、バロックから近代までの曲目に加え、ベリオの作品を勉強しているところです。今年は、来年の卒業試験に向けて着実に実力を付け、更なる成長の年にしたいと思っています。その後は修士課程に進むと同時に、エクリチュール科か伴奏科で勉強することも考えているところです。 

 

今年は2月と3月に東京と埼玉でデュオリサイタルを行う予定です。テーマは、「師と弟子」。デュカスの「魔法使いの弟子」の他、ミヨー、サン=サーンスなどフランス人作曲家の連弾曲と、ドイツ人作曲家のソロの作品でプログラムを組みます。パリ国立高等音楽院で師弟関係にあった3人のフランス人作曲家の作品を、現在同音楽院に在学中の私が演奏するという、時代を超えた繋がりをお楽しみいただければと思っています。

 

昨年は日本でたくさんのコンサートを経験する中で、プロとしての意識が芽生えてきた節目の年となりました。学生として勉強している、という意識の方が強かったこれまでと違い、プロとしての将来のビジョンがはっきり見えてきた年でもありました。こうして芽生えた意識や取り組みを大切に、これからも表現者として、常にお客様とコミュニケーションを取るような演奏を心掛け、様々な方々との交流を広めていくことを人生の目標としていきたいと考えています。