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フランス音楽留学体験談2017

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西本 佳奈美様

西本 佳奈美様
西本 佳奈美様

通学校:リヨン国立高等音楽院 1er Cycle Supérieur 課程 ピアノ

留学期間:2013年8月~

桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)卒業後、渡仏。パリ地方音楽院にて、イヴ・アンリ(Yves HENRY)先生に3年間師事。2016年にリヨン国立高等音楽院に合格し、現在ローラン・カバッソ(Laurent CABASSO)先生クラスに在籍。 


ソロでピアノを弾けたら幸せです

高校受験時に師事していた先生にフランス留学を勧められ入学後はフランス語の授業を履修していました。その後日本でイヴ・アンリ先生の公開レッスンを受け、先生の音楽の作り方のセンスに魅了され憧れから現実的に留学したいと思うようになりました。私の性格はフランスに合っているだろうという直感もありました。住居探しやVISA取得、学校入学準備など日仏文化協会さんにお手伝いして頂きながら本格的に留学準備に取り掛かりました。その後パリの地方音楽院で3年勉強しリヨン国立高等音楽院へ進学しました。

 

リヨンはパリと違いとても穏やかな街です。街並みもオレンジ色や赤色など暖色系の建物が多く南仏の香りがします。小さな街ですがフランス第二の都市であるので人は多く中心地などはいつも賑わっています。現在は学校から徒歩15分の場所に住んでいるのですがソーヌ川に沿って高等音楽院、バレエ学校、美術学校が並んでいて芸術の街なんだなと改めて思い、またとても素敵な景色に毎日癒されています。

 

学校生活に関して私はリダクション(通常3年のところを2年で修了)をしているので忙しいです。朝学校で練習し学食を挟み午後からはレッスン、合わせ、授業…といった毎日です。ちなみに学食はあまり美味しくありません。

ピアノ科は伴奏の授業がしっかりと組み込まれていて、年に最低楽器と8時間・歌とは16時間の伴奏をしなくてはなりません。ピアノはローラン・カバッソ先生・エレーヌ・ブッシュ先生のレッスンが各1時間毎週あります。毎週2回のレッスンに対し最初は大変でしたが少しずつ慣れてきました。カバッソ先生はとても音を追求する先生で言われた事をこなすのがとても難しいです。聴く耳のレベルが求められていると感じます。その他の授業としてアナリーゼを週に2コマとっているのですがこの授業で特に日本との音楽の捉え方の違いを感じます。和音分析をする時、日本ではローマ数字を使用しますがフランスでは英数字を使います。ローマ数字では調が決まった上での機能ですが英数字ではバスからの度数です。ベースの和音の捉え方が違うので、当然その後の曲の捉え方も変わってきます。和音分析だけではなく曲に対するコメントも求められるので毎回あたふたしています。

 

話は少しそれますがフランス時間といって生徒・教授関係なくとても時間にルーズなため私自身もこの環境に慣れてきてしまっています。またとても正直な人が多く、遠慮や相手の気持ちを汲み取った上で接する日本で育った私は未だにショックを受けたり吃驚したりしてしまいます。それでもここはフランスなので少しでも正直に率直に発言しようと心がけていますが同じことを日本でしてしまったら…大変なことになってしまうと思います。

現在は今ある環境で1日1日を大切に勉学に勤しむ事に集中しているため将来の形はぼんやりとしか見えていないのですが将来はソロでピアノを弾けたら幸せです。そのためにも後4年ほどフランスの地で音楽と向き合っていこうと考えています。この4年で考え方など変わるかもしれませんがピアノに対する思いは変わらずいつか日本で、フランスで培った音楽・芸術を肌で耳で感じて頂けたらと思っています。