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フランス音楽留学体験談2017

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溝淵 加奈枝様

溝淵 加奈枝様
溝淵 加奈枝様

通学校:ストラスブール地方音楽院 Spécialisation課程 声楽

留学期間:2013年5月~

国立音楽大学音楽学部声楽専修卒業後、2013年にストラスブール地方音楽院に入学し、小林真理先生に師事。2016年Cycle à orientation professionnelle 課程卒業と同時にDEM(Diplôme d'Etudes Musicales )取得。 現在、同音楽院Spécialisation課程にて、フランソワーズ・キュブレー(Françoise KUBLER)先生のクラスに在籍。


心身を充実させて良い演奏を

昨年6月に卒業試験を受けてDEMを取得し、今年2月にはSpécialisation課程の受験に合格しました。この課程では、これまでもお世話になったキュブレー先生のクラスで大好きな現代音楽を専門に勉強します。先生は常に新しいことに積極的で、30年以上現代曲を歌い続けていらっしゃる姿勢から多くのことを学んでいます。人間的にも大変素晴らしい方で、演奏家としてだけではなく人生の先輩として尊敬しています。

ディプロム取得後は、いくつかのコンサートに出演する機会に恵まれ、母校の国立音楽大学で行われたリゲティの生誕90周年記念コンサートで打楽器とのアンサンブルを演奏した他、地元の香川ではギターとのデュオリサイタルを行い、武満徹、ダウランド、ブリテンなどイギリスと日本の作品を演奏しました。

渡仏してからの3年間で日本ではあまり勉強する機会がなかった室内歌曲と現代曲を深く学ぶことができたのは、留学の大きな収穫です。オペラと違い、声も1つの楽器として扱われることの多い室内歌曲では、リハーサルを通して器楽奏者や指揮者と一緒に音楽を創る楽しみがあります。またフランスでは勉強する曲の回りが早く本番の数も多いため、効率良く準備をして曲を仕上げる必要もあります。ストラスブール内外で様々な経験を積むことで、リハーサルから本番までのテクニックが身に付き、感情を上手くコントロールして、どのような状況でも平常心で臨むことができるようになったことは、大きな自信に繋がりました。

語学については生活の面だけでなく、演奏においてフランス語の微妙なニュアンスを使い分けることはまだまだ難しく感じます。生きた言語を話せるようになることで歌に表現力や説得力が増すと思うので、声楽家として語学は一生勉強するつもりです。

今年は作曲家に依頼した新作を、ストラスブールでのリサイタルと、ベルリンでのクラリネットとのデュオコンサートで演奏します。新作ができる生の現場に携われるのはとても刺激的で勉強になります。また夏は日仏文化協会汐留ホールでもコンサートをする予定で、パリとストラスブールに住む留学仲間4人で、フランスとドイツの室内楽曲でプログラムを組むことを検討中です。日本では声楽パートのある室内楽曲はあまり知られていないので、良い作品を紹介できる機会になれば嬉しいです。

今後は、ドイツリートとオペラも深めたいと考えています。将来はドイツの大学院に進学することも考えおり、ドイツ語も勉強しているところです。心身共に充実してこそ良い演奏ができると思うので、運動をしたり、食生活を見直すなどして体調管理にも気を付け、豊かな日常生活を送りながらマイペースで成長していきたいと思っています。