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フランス音楽留学体験談

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島田歩美様

上仁美様
上仁美様

通学校:パリ地方音楽院 オーケストラ科 Concertiste課程 ファゴット

留学期間:2010年9月~

武蔵野音楽大学卒業、日本での数年間の音楽活動を経て渡仏。パリ地方音楽院 バソン科ローラン・ルフェーブル(Laurent LEFEVRE)先生のクラスで学び、Concertiste課程卒業。現在、オーケストラ科Concertiste課程在籍。

 

多くのオーケストラの演奏会に出演しています

ファゴットというのはドイツの楽器で、フランスでは伝統的にバソン(フランス式ファゴット)が主流でした。しかし最近では、フランスのオーケストラでもファゴットを導入するところが増え、パリ国立高等音楽院にもバソン科とファゴット科の両方があります。

 

パリ地方音楽院は、バソン科という名前ですがファゴットでも入学が可能で、私は両方の楽器の友人と共に同じクラスで学んでいます。パリ国立オペラ座管弦楽団首席奏者のルフェーブル先生は、数年前にバソンからファゴットに転向し、パリ国立オペラ座管弦楽団にファゴットを取り入れた事でも有名な方です。私自身はファゴット奏者ですが、バソンの音を聞くと、バロック楽器に近い木のぬくもりのある暖かい音に魅力を感じます。ファゴットとはまた違ったインスピレーションを沢山得ることができるので、フランスの伝統楽器であるバソンを身近に感じることができるこの環境は素晴らしいと思っています。ルフェーブル先生は、パリ国立オペラ座管弦楽団奏者、パリ国立高等音楽院と地方音楽院の教授、ご家庭では5人のお子様のお父さんでもいらっしゃり大変ご多忙ですが、レッスンでは音楽に対する溢れんばかりの情熱で、いつも全力で教えて下さいます。常に進化し続ける先生の演奏を聴いていると、私も常に新しいものを求め続けていかなければならないという思いに駆られます。

 

私が現在学んでいるオーケストラ科は、週に30分の個人レッスン、約一カ月に一度の頻度である演奏会への参加が必須となっています。オーケストラのセッションは演奏会の約10日前から始まり、期間中はほぼ毎日リハーサルがあります。セッションの最初はパリ国立オペラ座管弦楽団首席バソン奏者のジルベール・オダン(Gilbert AUDIN)先生による分奏で始まり、オーケストラにおける様々な大切なことを合奏が始まる前に教えて頂けるので、大変勉強になります。


先日はサン・モール地方音楽院のオーケストラ演奏会にエキストラで出演させて頂き、ストラヴィンスキー作曲「春の祭典」を演奏しました。冒頭の大きなソロを吹かせて頂ける素晴らしい機会になったと同時に、大変なプレッシャーも感じました。究極の緊張状態の中で、自分のできる最高の演奏をすることは、演奏家にとってとても大切であると同時に、難しいところでもあります。ルフェーブル先生からは「自分が吹かなければ、誰がこのソロを吹くのだ!」という強く熱い気持ちを持つ事などメンタル面におけるアドヴァイス、どんな時も呼吸をしっかりし、喉をリラックスさせる事などテクニック面でのアドヴァイスを頂き、大役を務めあげることができました。現役のプロ奏者ならではの、説得力があり具体的な先生のお言葉には重みがあり、大変支えになります。


私の当面の目標はオーケストラの入団試験に挑戦することなので、オーケストラ科での活動は自分の目標と直結していると言えます。今年度はラヴェル、イベール、デュティユー等の「フランス作品演奏会」をはじめ、映像に合わせてショスタコービッチの作品を演奏するサル・プレイエルでの演奏会、マーラー「交響曲6番」等の演奏会が予定されています。