フランス音楽留学なら、フランス滞在歴10年以上の音楽家によるサポートがある日仏文化協会へ。

フランス音楽留学

Homeフランス留学フランス専門留学音楽留学音楽留学体験談>宮野志織様

フランス音楽留学体験談

無料留学ガイダンス予約

宮野志織様

宮野志織様
宮野志織様

通学校:パリ地方音楽院 Cycle Spécialisé課程 伴奏法 /Cycle Concertiste課程 室内楽

オルネー・スー・ボワ地方音楽院 Perfectionnement課程 ピアノ

留学期間:2011年9月~

東京都立芸術高校(現東京都立総合芸術高校)卒業後、渡仏。パリ地方音楽院ピアノ科Spécialisé課程、及びブローニュ地方音楽院室内楽科卒業。

 

留学最終年を迎えて

高校2年生のときに、ニース夏期国際音楽アカデミーに参加したことがきっかけとなり、フランス留学を決意しました。日本で師事していた先生がフランスに留学されていた方でしたので、その影響もあったのかもしれません。

 

現在パリ地方音楽院室内楽科で、ポール・メイエ(Paul MEYER)先生とエリック・ル・サージュ(Eric LE SAGE)先生に師事しています。室内楽の名手で、演奏経験の豊富な両先生より、コンサートでいかに演奏を魅せるか、音楽を全体的に捉える方法を教えていただいています。隔週のレッスンでは、勉強する作品を、ある程度完成された形にして臨むことが求められます。また、音楽院では30~40分のプログラムを発表する機会が多数あり、室内楽奏者として活動するための、実践的な訓練を受けています。

 

同音楽院の伴奏科では、アリアンヌ・ジャコブ(Ariane JACOB)先生から、伴奏の総合的なテクニックを学んでいます。授業内容は、オーケストラのスコアリーディングや初見、鍵盤和声法、移調法です。また、フィリップ・ビロス(Philippe BIROS)先生からは、歌曲の伴奏法を教えていただき、レッスンでは声楽家と組んで歌曲の演奏解釈を学びます。伊語、独語、仏語も併せて勉強し、歌詞の一言一言に合った音色をピアノで表現することを学んでいます。

 

室内楽や伴奏を多く手掛けると、リハーサルなどで時間は取られますが、様々な楽器の音を聴きながらのピアノ演奏はとても新鮮で、ソロ作品の演奏にも良い影響を及ぼしていると感じています。楽譜の見方が変わり、客観的に自分の演奏を見つめられるようになったのは、大きな収穫です。ピアノ科では 、ジャック・ゴーティエ(Jacques GAUTHIER)先生との出会いがきっかけで、これまで以上にアナリーゼの重要性を再認識し、より理論的に楽曲への理解を深め、更に音楽に対する自分の考えが明確になったように思います。また、演奏する時の姿勢も、出来るだけ無駄な動きをなくし、脱力する事によって、更に自然な表現が可能になりました。

 

芸術が溢れた街に住むことによって、作曲家が見て感じていた風景を身近に感じることができる一方、フランスでは、滞在許可証の更新など、役所の手続きが大変です。個人の差異が認められるお国柄がこのようなところにも表れるのか、と思うほど、係官によって異なる対応に振り回されることが多いです。またこの国では、自分の言動や判断に責任を持つことが求められます。人任せではなく、積極的に自分からアクションを起すことができるようになったのは、フランスに来たおかげです。

この秋には留学を終え、日本に帰国する予定です。帰国後はソロだけでなく、お客様に喜んでいただけるような編成に富んだコンサートを企画したいと思っています。