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フランス音楽留学体験談

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ロー磨秀様

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ロー磨秀sama

通学校:パリ国立高等音楽院 1er Cycle Supérieur 課程 ピアノ

留学期間:2011年9月~

桐朋学園大学在学中に、パリ国立高等音楽院に審査員満場一致で主席合格。オルテンス・カルチエ=ブレッソン(Hortense CARTIER-BRESSON)先生のクラスに在籍。

 

密度の濃い、充実した時間

留学3年目の今年は、実技の他に室内楽と、選択科目として昨年に引き続き、エクリチュールの授業、またPréparation physique et mentale というキネジテラピーに似た、一番良い状態で本番に臨むために精神と身体をコントロールする方法を習うクラスを履修しています。本番前に身体を温める方法など、実践的なことを習得することができ、大変役に立っています。

 

昨年から師事しているカルチエ=ブレッソン先生は、ピアノ科だけでなく、エクリチュール科のプルミエ・プリも持っていらっしゃる方で、レッスンでも和声法や対位法など、作曲技法の観点からも指導してくださいます。また、自分自身でもエクリチュールを勉強するようになってからは、より深く作品を読み込むことができるようになりました。先生は、各生徒の性格や演奏の癖をよく見極めて、テクニックや、音楽の感じ方、また耳や脳の使い方など、根本的で大変有意義なアドバイスをしてくださいます。口調は優しいですが、一切妥協のない厳しいレッスン内容です。自分でも漠然と感じている演奏上の問題点を具体的に見つけ出し、いつも的確な指導をしていただけるので、先生に師事できて本当に幸運だったと思っています。

 

今年度は、室内楽の素晴らしさをより深く認識した年でもあります。秋にイタリアで開催された、第1回デュオ・ハヤシ・コンクールで優勝した際に組んだヴァイオリニストの音楽の捉え方や、演奏における主張の強さなどに大変刺激を受け、それ以降、自分の演奏に対する意識をさらに高めることができました。また作品に対するアプローチの仕方なども見習うべき点が多く、以前よりも様々な視点から音楽を作り上げることができるようになりました。今後も、一緒に演奏活動をしていくことになっています。

 

今年は、まず1月に日本でトリオ・マカロン(フルート、クラリネット、ピアノ)のコンサートがあり、3月にはパリ郊外、10月にはルーマニアでコンサートに出演します。現在は、パリでヴァイオリンとのデュオ・コンサートの日程を、調整しているところです。また、6月には1er Cycle Supérieur課程を修了し、秋からマスター課程(2e Cycle supérieur)に進学する予定です。

 

一つの国に長く住んでいると「その国で好まれる演奏スタイル」に自然と染まりがちですが、私は常に音楽そのものに純粋に向き合った演奏をしたいと思っています。一流の演奏家はそういった一種の偏りを超越していると思うので、意識を高く持ち、そのような演奏を目指し、一歩づつ成長していきたいと思います。