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フランス音楽留学体験談

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加藤美苗様

加藤美苗様
加藤美苗様

通学校:パリ地方音楽院 Cycle Concertiste課程 ピアノ

留学期間:2010年9月~

フェリス女学院大学音楽学部卒業後渡仏。現在パリ地方音楽院ジャン=マリ-・コテ(Jean-Marie COTTET)先生のクラスに在籍。

 

パリが第二の故郷に

フランス語がまったくできなかった留学当初は、慣れない一人暮らしと勉強で手一杯でしたので、パリはまさに修行の場、という感じでした。ですが昨年ぐらいから、日本に一時帰国をする度に、ふと、パリの生活を恋しく思う自分に気が付くようになりました。思いがけない心境の変化に驚くと共に、渡仏して数年が経って、パリが第二の故郷になったてきたのかな、と感じています。

 

以前より、建築や印象派の絵画が好きだったこともあり、美しい町並みと芸術の中での暮らしで、自分の人生が豊かになっていくのが感じられます。音楽以外の芸術に触れている時の様々な感情が、ピアノ演奏に生かされているという実感があります。ヨーロッパの歴史を知ることによって、作曲家や作品の時代背景への理解が深まり、また自身の人生をゆっくり振り返り、今後の人生を思い描くきっかけになっているとも思います。

 

昨年秋の汐留ホールでの、コテ先生とフルートのヴァンサン・ルカ(Vincent LUCAS)先生の演奏会では、コテ先生の立体感のある音や、フルートとの息のあったアンサンブルを聴いて、大変感銘を受けました。コテ先生に師事して3年になりますが、受け身ではなく、もっと貪欲に先生から吸収していこうと思い、それ以降のレッスンでは、この音は作品の中でどんな役割を果たしているか、その結果どういう音作りをするべきかなど、積極的に質問しています。また、レッスンの間、できる限り隣で先生に弾いて頂くようにお願いしています。


また、昨年は、日本財団の主催で、東京で1時間のリサイタルをする機会をいただきました。オフィス街にあるビルの中での演奏会には、そこに勤務する方たちが聴きに来てくださいました。普段は多忙で演奏会に足を運ぶ時間などない方たちが、私の演奏に涙を流してくださっているのを見て、面識のない方たちの心に響く演奏ができたのかと、私自身大変感動し、普段あまり音楽に触れる機会のない方々に、音楽で感動や癒しを届けることの素晴らしさと、また、私の演奏に耳を傾けてくださる方、一人一人に感謝の思いを強く感じました。

今年は、春にパリでフルートとのデュオリサイタルを企画するつもりです。よく知られているクラッシックの作品から、現在活躍している現代作曲家の作品まで、幅広い時代の作品を演奏する予定です。また、これから一流の演奏家の方々とも共演できるよう、まず自分の演奏家としてのレベルを上げて、努力していきたいと思います。

 

留学を実現するには、思い切りが必要です。私自身、渡仏後、語学でとても苦労をしましたので、これからフランス留学を考えている方は、フランス語習得の準備は早めに始めたほうが良いと思いますが、あとは思い切って、少し無鉄砲ぐらいでちょうどよいので、夢を実現してほしいと思います。