留学体験談

フランスでは、学んだこと全てが楽器の演奏に繋がっている

石井 このみ 様 Konomi ISHII

千葉県立幕張総合高校卒業後2018年渡仏 現在パリ17区クロード・ドビュッシー音楽院スペシャリゼ課程クラリネット科でルノー・ギュイ=ルソー(Renaud GUY-ROUSSEAU)先生に師事。

幼い頃から憧れだった留学へ…

 幼い頃からの留学への憧れと、日本で師事していた先生に勧められたこともあって日本の大学へ進学せずに高校卒業後すぐ日仏文化協会さんのお力を借りて渡仏しました。フランスに着いてからまずティーニュのミュージックアルプフェスティバルでニコラ・バルディルー先生のクラスに参加しました。バルディルー先生のクラスでは毎日のようにレッスンが行われ、自分のできていない部分や直さなければいけない部分、そしてそれを直す方法を日々教えてくださりとても成長できた11日間だったと感じています。また、その講習会でお友達もたくさん出来てパリに帰った今でも会ったり助けられたりしており、レッスンの事と合わせて参加してよかったと心から思っています。

色々な視点から音楽を学ぶ

 17区立音楽院ではルノー・ギュイ=ルソー(Renaud・Guy=Rousseau)先生に師事しており、先生のレッスンでは一週間にエチュード3曲とコンチェルトなど多くの課題が出され更に室内楽のクラスで一曲、先生の推薦で参加することになったプロジェクトで4曲と、忙しい日々を送っています。レッスンでは技術的なことはもちろん、その音楽をどのように考え解釈し演奏するか、ソルフェージュと歴史背景両方の視点から考えていくということを学んでいます。また多くのプロジェクトに参加することでチェロやピアノの先生にレッスンをしていただき自分の楽器以外の先生にレッスンを受けることで色々な視点から音楽を学ぶことができます。そしてそのプロジェクトで出会った他楽器の友達とともに演奏会に出演することで沢山の本番を経験することができ、中には変わったプロジェクトもあって今年の5月に行われる演奏会では、クラリネット、ピアノ、ダンスという編成のクラッシック曲を演奏するので今から楽しみです。