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第7期奨学生の留学体験レポート

 

小原様のパリレポート1

 

Photo早いもので日本を発ってからもうすぐ2ヶ月になります。この2ヶ月間、午前中は語学学校に通い、午後は完全にフリーという何ともゆったりした生活を送ってきました。紹介して頂いたSTUDIOも立地よし・設備よしで大満足です。

 

 

隣に住んでいる大家さんはとっても親切で、よくお部屋に呼んでくれてお茶やワインを御馳走してくれたり、何かあるとすぐ相談にのってくれます。よく田舎へ行かれて居ない事も多いのですが、その間も「何か困ってることはない?」と電話を掛けて来てくれます。今週は友達の家に行くということで、Photo大家さんのネコを預かっているんですが、まだ4ヶ月の子猫ですごくかわいいんです。なのでひとり暮らしも全然さみしくないです!

 

 

語学学校は1日4時間(9時~13時)の授業、4週間単位でカリキュラムが組まれていて、最終週にテストを受けレベル変更といったシステムでした。ILFはniveau0,A1,A2,B1,B2というようにレベルが分けられていて、私は入学テスト後にA2、1ヶ月後にB1に割り振られました。A2では基本的な文法事項を練習問題を解きながら勉強しつつ、授業中に出て来た題材について話し合うといった感じで進められていきました。私のクラスはチェコ・ドイツ・ロシア・韓国・ブラジル・ノルウェー・ハンガリーなどなど、いろいろな国の生徒がいたので、毎回それぞれの国の話を聞けるのが楽しかったです。


B1になると一気に内容や扱う主題が難しくなり、文法事項よりも表現方法やボキャブラリーが問われるようになりました。私はまだまだ語彙に乏しく、しっかりと予習をしないと厳しかったです。ただクラスはA2の時より少なかったので話す機会も増えましたし、みんなと仲良くなれたのが良かったです。先日はクラスの韓国人の子おすすめのレストランにみんなでディナーを食べに行きました。チヂミやビビンパ、プルコギ等私たち日本人にとってはお馴染みの料理ですが、ヨーロッパ圏のみんなにはすごく新鮮だったようです。「今度は日本料理で!」ということになったんですが、たくさんありすぎてどこが良いか迷いますね・・・。

 

そんなこんなであっという間に2ヶ月が過ぎ、8月22日が語学学校の最終日でした。まだまだペラペラにはほど遠いですが、ずいぶんと伝えたい事を表現できるようになったと思います、というか分からないなりに喋ろうとする度胸がついたと思います。とりあえず私の今の一番の課題は語彙を増やす事で、特にモードなどの専門用語は辞書にも載ってない事が多いので専門書や雑誌などをチェックしておこうと思います。

 

日本にいた頃は学校とアルバイトでなかなか自由な時間がなかったのですが、こっちに来てからは逆に時間がありすぎて持て余す程で・・日々何をしようか、どこに行こうか考えています。7、8月の間によく行ったのは19区にあるLA VILETTEという大きな公園です。ここは夏の夜に毎年映画イベントが催されていて、国内外問わず様々な映画が日替わりで上映されていました。日本の作品では黒沢明監督の「羅生門」が。しかもたった2ユーロで「安い~」と喜んでいたら、去年までは無料だったらしく、フランス人の間ではブーイングらしいです・・。ここ以外でもパリの至る所で野外映画上映が行われていて、さすがだなぁと思いました。


あとはとにかくよく歩きます。私のアパルトマンは6区に位置していて、界隈には色々なお店がひしめいています。レンヌ通りやサンジェルマン・デ・プレも近いのでぶらぶら歩いくだけで色んなお店があって楽しいです。日本のように「ここへ行けば何でもそろう!」というPhoto感じのお店があまりないので、何か欲しい物がある場合は、何件もはしごして探しまわっているうちに気づいたらメトロ7~8駅分は歩いてることもしばしば。それはそれで楽しいですけどね。ただ週末は閉まっているところが多いので美術館や郊外のお城など観光スポットに足を延ばしたりしています。先週末はパリ郊外にあるル・コルビュジェによる建築、“villa Savoye”に行ってきました。この時期パリ市内の観光名所はとっても混雑していますが、ここはちょっとアクセスし難いからなのか、ほとんど人もいなくて静かでゆったり鑑賞できました。まだまだ行ってないところ、行きたいところがたくさんあるのでどんどんパリを発掘していこうと思います!

専門学校が始まるまで3週間ほどお休みなので、今度大家さんが田舎へ連れてってくれるそうです。楽しみ!