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第6期奨学生の留学体験レポート

 

石崎様のパリレポート2

 

僕は7月から9月まで夏のバカンスシーズンも語学学校をとる事にしているため、6月しか休みがありません。そこで何をするのが一番良いか。考えてみました。


結果としては、旅行とパリのファッションショーの通訳をやらせてもらいました。そのことを少し話したいと思います。
まず旅行に関して。僕は元々旅行が好きで、去年の夏も3週間ヨーロッパに来て、6カ国を旅しています。もちろんパリにも訪れて、そのときの経験が留学に繋がったのは間違いありません。 旅行と言っても、貧乏旅行。バックパックだけ持っていく、あくまで厳しい環境での旅行です。


これは現地と強く密着できるし、様々なハプニングを自分で対処していくという意味で大変大きな成長が旅を通して出来ます。お金がかからないというのも大きなメリットです。


さて、6月は北欧と東欧を回りたい、そう漠然と考えていました。僕はヨーロッパの場合鉄道パスを使って旅をします。夜行列車を利用して常に移動をするので早く目的地につけるし、宿代も浮かせます。夜行列車はベッドでも寝られますがが、追加料金がかかるため、普通の椅子で一晩過ごします。狭いし揺れるし、いい環境ではありません。でも黙って耐えるのです。結局この旅は22日中15日電車の椅子で寝ました。自分でもよくやれたと思います。鉄道パスは2週間単位や3週間単位、さらにはもっと短いものもあり、僕はヨーロッパほとんどの国で使える3週間のパスを買いました。これが5万円くらいです。結果としてみると、夜行列車や特急電車に多く乗ったため、かなり大幅に元が取れたといえます。ちなみに、僕は夜行を乗り損ね2回野宿をしました。それもいい経験です。


とにかく東に行こうと、ベルリンにパリから夜行電車で向かいました。その場その場で次進む場所を決めていったのですが、簡単に書き示すと、
「ドイツ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、オランダ、スイス、オーストリア、フランス、スペイン、ポルトガル、ベルギー」の計11カ国を周りました。


氷河や山の美しさなど、自然の偉大さに驚かされ、人々が築いてきた歴史・遺産にも触れ、多くの場所で多くの文化の人々と接し、本当に3週間で大きな経験が出来ました。
ヨーロッパに留学する人はせっかく長いバカンスがあるのだから、鉄道を使って多くの国を回ることをお勧めします。


そして、帰ってきてすぐパリコレクションの後のショールームの通訳の手伝いをしました。主に英語と日本語の通訳でした。フランス語はちょっとした会話だけ、パリで行われるショーでも、やはりやり取りは英語で行われます。英語はビジネス言語というのを、本当にそうだなと実感したひと時でした。


至らない点も多かったですが、国際ビジネスやモードの世界の雰囲気を味わえて、大変満足しています。関わった多くの人たちに助けてもらい、感謝しています。


自分が出来るチャンスが何かあったら、とにかく動いてやってみるということが日本にいる以上に大切だな、とつくづく感じています。