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第3期奨学生の留学体験レポート

 

野田様のパリレポート3

 

ソルボンヌ大学

 

 気が付くと残りの日数の方が短くなってしまっている今日この頃です。2学期目にはめでたく上級クラスに昇格しました!最初の学期のクラスは年齢層もバラバラ、仕事やフランス滞在の理由も十人十色といった感じで、学校と言うより習い事感覚のクラスでした。ソルボンヌは時間帯や授業によってクラスメートの年齢や職業が様々で、そこから色んな情報を得ることも楽しみの一つです。しかし今のクラスはほとんどが学生で平均年齢20歳、生徒の半分以上がアメリカ人です。みんな自分の国に帰ったときにフランス語の単位を申請する子たちなので出席率も高くて真面目です。

 

 ソルボンヌは学期末にテストがあり、一定の点を取れてないとディプロムが降りません。それとはまた別に出席証明書も出してもらえるので、みんなそれを持って帰りたい様です。ソルボンヌは文法がしっかりしていると評判ですが、私はソルボンヌは基本的には自分で勉強できる人じゃないときついかなと思います。ほかの語学学校と比べて授業時間が少なく、宿題や課題も先生によって量のバラツキがあるので、放任主義な先生にあたった場合、自分でしっかり予習復習を進めていかなければなりません。

 

 私の場合、TCFというフランス語能力試験の対策を個人的な学習としています。TCFはTOFELのフランス語版みたいなものでフランスの大学に入りたい外国人が受けなければいけないテストです。ほかにもDALFというテストもあります。DALFは日本でも受けることが可能で日本ではDALFの方が有効だと思います。文法のクラスとは別に発音矯正の授業があります。この授業は毎回驚きです。日本語にはない発音がフランス語には沢山あるので言うのはもちろん、耳でその違いが分かるようになるのも非常に難しいです。発音は母国語によってできる発音できない発音が分かれてくるので、日本人や韓国人だらけのクラスになりがちですが、私はここでもまた半分以上がアメリカ人です。先生はどうやら私の口の中が見えるらしく、よく『もっと舌を奥にひっこめなさい』と言われます。

 
最近学校で気づいたことですが、国籍によって「できる・できない」の基準に違いがあります。日本人だと20問中大体17~20問正解で「できる」と見なしますが、フランス人は半分以上正解だと「トレビアン」の様です。カルフォル二アから来たナタリーは『まぁまぁかな、12問、不正解がね。』って言ってました。南米から来た子は『不正解多過ぎて面倒くさいから数えない』、中国から来た子はハイスコアのときだけ大声でアピールし、ロウの時は『これ問題悪いアルヨ』ってな感じです。
ちなみに写真は校舎移動の際通るルクサンブルグ公園です。