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第2期奨学生の留学体験レポート

 

丹様のリヨン・レポート4

研修校:リヨン・カトリック大学 

期間:2006年春・夏期・秋学期/滞在スタイル:ステュディオ

 

8月の夏期講座

 

 

夏期講座は通年の授業とは異なり、一ヶ月単位で授業が行われています。8月はまた新しくクラス編成があり、今回は5クラスありました。最初私は何故か上から2番目のクラスになり、しばらくそのクラスを受講していましたが、授業のペースは一段と速く、先生の話すフランス語はまったく理解できず、先生が一人ずつ指名して質問することに対しても私だけが全く答えられないといった状況が続き、仕方なくクラスを下げてもらうことにしました。先生に「このクラスは私には難しすぎるのでクラスを変えたい」と申し出ると、先生も私の状況を充分理解してくださっていたので無事にクラスを変えることができました。夏期講座の授業は毎回先生が配るプリントを使って行われます。授業の前半は先生が文法などを説明し、授業の後半では問題を解いたり、二人一組になってひとつのテーマについて話をしたりと実践的な授業が行われます。ときどき一人ずつ指名されて、黒板に動詞の活用を書かされたり長い文章を読まされたりと、なかなか緊張感のある授業が行われています。私が以前受講した春学期の授業では、自分たちの国についてみんなの前で説明しなければならないことが多く、生徒の中にはパソコンを使って積極的に自国を紹介する人もいました。

  

図書館

 

 

リヨンで私の好きな場所のひとつが図書館です。リヨン市内には15ヶ所の図書館があり、私は中でもPART-DIEU駅のそばにある一番大きな図書館に通います。私がリヨンにやってきて2ヶ月ほどしてから図書館のカードを作りました。こちらの図書館は日本と違い、年会費を払わなければカードを作ることが出来ません。その代わり、本はもちろんCDやDVDも大変充実しています。そして三週間で10冊まで(CD・DVD含む)借りることが可能で、しかも借りたものはリヨン市内のどこの図書館でも返すことが出来ます。年会費は借りるものの内容によって異なり、本・CD・DVDのあらゆるものを借りたい人は35ユーロ、本およびCDを借りたい人は20ユーロ、本のみを借りる人は12ユーロです。私の場合は、特にCDと楽譜を借りたかったので、20ユーロのカードを作りました。シャンソン好きな私としては図書館のCDの数の多さはこたえられません。ただしヴァカンスシーズンは残念ながらお休みが多く、午前中および土日は閉まっています。