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第23期奨学生の留学体験レポート

 

那須円香様 リヨンレポート5

 

担任のジュリアン先生

担任のジュリアン先生

先日学校のキャンパス内で行われていたイベント

先日学校のキャンパス内で行われていたイベントです。授業終わりに少し見ただけなのでイベントの詳細はわかりませんが、いくつかのグループが各々コンセプトに合わせて踊ったりしていてとても盛り上がっていました。

アリアンスフランセーズであったクリスマス会の様子
アリアンスフランセーズであったクリスマス会の様子

アリアンスフランセーズであったクリスマス会の様子です。いつも見ている学校とは違った雰囲気になっていて楽しかったです。ピザなどもたくさん用意してありました。

リヨンカトリックで使っているプリントやテキスト

リヨンカトリックで使っているプリントやテキストです。クラスによってテキストは異なります。

クラスメイトについて

私の通っているリヨン・カトリック大学 ILCF校のクラスの人数は24人ほどで、中国人5人、台湾人1人、日本人4人、韓国人4人、その他にイラン人やインド人、オーストラリア人が在籍しているクラスになっています。アジア人は多い印象です。前期に通っていた私立校のアリアンス・フランセーズより大学生くらいの同年代の方が多い印象ですが、もちろん30代以上の方も多く見かけます。既婚でお子さんがいらっしゃる方もいますし、割と幅広い年齢層の方が学んでいます。
クラスの雰囲気は、全体的には静かな方だと思います。その中でもやはりよく発言する人は決まっています。クラスがスタートして3ヶ月が経とうとしているので初めの頃よりは増えましたが、最初の頃は欠席や遅刻も少ないクラスで、真面目な人が多い印象を抱きました。
授業の進め方としては、主にDELF取得に向けた勉強をしています。DELFの出題形式に沿って、リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4分野を練習しています。教科書やプリントを使って、B2取得を目指している私のクラスではライティングのための勉強をすることが多いです。小テストやプレゼンも基本週1回はあります。少し多いですが、テストを通して自分の弱点や改善点を見つけることができます。


先生

クラスの先生は月・火がジュリアン先生、木・金はエブリン先生という先生で2人とも女性です。水曜日は通常は授業がなく、追加で受講している人だけ授業があります。2人ともとても優しいですが、特にジュリアン先生はとても生徒の話を聞いてくれて、授業中もクラスを回って後ろの方の生徒にも理解できたか確認してくれたり、質問をすればとても丁寧に答えてくれます。2人とも違ったタイプの先生ですが、とても熱心だと思います。

 

宿題について

宿題は基本的に毎日出ます。内容としては、主にDELFの練習として授業でも取り扱っている長文の作文が宿題として課される場合が多いです。その他にも教科書の内容の続きの問題だったり、プリントの練習問題が出される時もあります。量としては多くないと思います。ただ、もちろんクラスによって差があるようで、友達のクラスはとても宿題が多いと言っている人もいます。

 

授業内容

わたしのクラスでは教科書とプリントと半々くらいで進めている印象です。教科書の文章をひたすら読むというより、例えば「bonheur(幸福)」というテーマに沿って何回かに渡り授業を受けました。「bonheurとは何か?」というテーマから、bonheurに関する文献を読んだり、「bonheurをどのように感じることができるか?」といったテーマで作文をしたりしました。一つのテーマにつき取り組む時間がとても長いように感じ、日本でやっていたフランス語の授業との違いを感じました。
また、オーラルの授業にも重点が置かれているため、2人1組でプレゼンを行なったり、討論もしました。プレゼンは、2つの反するテーマを挙げ、その利点と欠点、自分はどちらが良いかを話すという内容で、私のペアは「電子書籍と紙の書籍はどちらがエコか?」というテーマでプレゼンをしました。討論の授業では「テクノロジーは子供の成長に影響を与えるか?」というテーマで行われ、各々にあらかじめ生徒役、親役、学校の先生役などの役回りが与えられていて、その役になった気持ちで討論をしました。日本ではあまり討論をした経験がないのでとても難しかったのですが、やはり他国の生徒は自分の意見を述べたり、討論をするのがとても上手だなと感じました。

 

学校のイベントやエクスカーション

私立校のアリアンス・フランセーズでは、クリスマス会に参加しました。夜8時くらいから学校で行われ、先生と生徒が混じってお菓子やワインがあり、パーティのようでとても盛り上がりました。その頃ちょうどフェット・デ・ルミエールという毎年12月にリヨンで行われる光の祭典というのがあり、その祭典で撮った写真をインスタグラムで投稿して、人気を得た写真に賞が与えられるというイベントをアリアンスが開催していて、その結果発表もあり、とても盛り上がりました。
リヨン・カトリック大学では3月末にアヌシーへの遠足イベントが企画されていたようで、私はすでに行ったことがあったので参加しませんでしたが、友達は参加していました。初めて行く人は、大学が企画してくれるこのようなイベントに参加していくのも良い方法だと思います。


持ってきたけど不要だったもの

元々、割と最低限の荷物しか持ってきていなかったため、不要だったものはありませんが、強いて言えば念のため持ってきていた洗濯洗剤は必要なかったと思います。日本の洗剤を使いたいと思い持ってきましたが、結局今ではこちらで買った洗剤を使っていますし、スーパーで安く買えるので特別なこだわりがなければ持ってくる必要はないと思います。基本的にフランスでも生活用品、衣料品など何でも買えるので、日本製にこだわりがないものであればこちらで揃えることは十分できると思います。