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第23期奨学生の留学体験レポート

 

那須円香様 リヨンレポート2

 

アンジェに流れるメーヌ川

持って来てよかった便座カバーと排水口に貼るシールです。私はこのような物を持ってきました。

アンジェ城

これは日本から持って来たカレーに、こちらで買った野菜を入れました。パンもこちらで買ったものです。

お好み焼きです。材料を揃えれば割と簡単にできるし、外国人からの評判もとてもよかったです。

劇場

アジア向けのスーパーマーケットの品揃えです。カレーの品揃えがとてもいいです。寮の韓国人の友達も、日本のカレールーを買っていました。

大学の正面

週末にみんなで集まって餃子を作りました。餃子の皮も売っているので材料を揃えたら作れます。

ある日の夕食です。これは近くのスーパーで買った出来合いの物を温めただけのものです。
ある日の食堂の食事です。1番右上のものがクスクスです。
これはベルクールという場所にあるレストランで食べたものです。お肉とトマトとご飯で、ご飯は日本のものと違いますが美味しかったです。

持ってきて良かったと思う物はありますか?

まず、トイレの便座カバーとシャワーの排水溝につける、貼るタイプの髪の毛を取るシールです。フランスのトイレには保温機能がついてないので特に冬はひんやりしますし、個人的に何となくカバーがついていた方が清潔な感じがするので、持ってきて良かったと思います。便座の形は住む部屋によって違う場合があるので、シールタイプのものか左右で分かれていてどの便座の形にもつけられるタイプを選んで持っていくのがベターかと思います。シャワーの排水溝につけるシールも、髪の毛が詰まるのを防ぎますし掃除が少し楽になると思います。
次に、フランスは日本よりとても乾燥するので、化粧水やクリームは十分に持っていく必要があると思います。もちろんフランスにも売っていますが、やっぱり日本で買ったものの方が日本人の肌に合うと思いますし、こちらの商品を使って荒れてしまったりしても嫌なので、いつも使っているものがあればそれを多めに持っていくといいと思います。
そして、冬場はヒートテックやストッキング、タイツ、カイロが必需品だと思います。フランスの冬はとても寒いのでしっかりと防寒をする必要があります。フランスでも手に入れることはできますが、日本より値段が高かったり質があまり良くないかもしれないので、やはりこれらも持って来て良かったと思います。その他にも部屋で履ける防寒用の厚めの靴下やブランケットもあるといいと思います。
あと、スリッパも持ってきて良かったと思います。フランスでは日本と違って部屋に入ったら靴を脱ぐという文化ではないため玄関と部屋の仕切りがありません。なので四六時中靴のまま生活しなければなりません。ですがやはり部屋の中で靴を履いていることは違和感があるので部屋の中や寮の中で履くスリッパは持ってきて良かったです。
基本的に消耗品や衣服などはフランスに来てから揃えられるものばかりですが、日本でいつも愛用しているものや、上に挙げたような日本の製品の方が質がいいものなどは持って行って損はないと思います。


現地で日本との違いに驚いたことはありますか?

私がまず一番最初に驚いたことは、フランスでは信号無視が日常茶飯事だということです。赤信号でも車が来なければ関係なく皆渡るので、歩き出した人につられて私も渡ろうとしたら、信号を見たら赤信号で驚いたことが何度もあります。こちらで生活するにつれてそれが普通になっていくかもしれませんが、そこには十分気を付けなければいけないと思います。
また、レストランに入った際、日本では店員さんがお客さんを席まで案内し、私たちは注文が決まったら店員さんを呼んで注文する形が普通だと思います。でもフランスでは、お店に入ったら多くの場合は私たち自身で席を探し、注文の際も店員さんを呼ぶというよりは、店員さんがこちらの注文を聞きに来るのを待つという形です。なので急いでいるときにファミレスのような感覚でレストランに入るのはおすすめしません。
そして、ほとんどの自動販売機にお札を入れることができないことにも驚きました。そのため、いつも小銭を最低限持っていなければ自動販売機を利用することができません。これは私はとても不便だと感じています。
また、メトロの中だと圏外になることにも驚き、不便だと感じています。日本でも数年前までは地下鉄だと圏外だったと思いますが、フランスは今でも圏外です。そして、日本では地下鉄やバスで座席でうたた寝している人が多いですし、私自身もうたた寝してしまう方なのですが、フランスではそういう人がいません。むしろうたた寝するのはおかしいことのようです。なのでメトロの中では携帯も触れないしうたた寝もできなので何もしないで乗ることになります。そもそもメトロに長時間乗るということはあまりないので問題はないのですが、普段の日本での習慣と比べると少し不思議な感じがします。

 

現在の食生活(朝、昼、晩)について具体的に教えて下さい

私の住んでいる寮では昼と夜に食堂を利用することができます。そのため、その日の気分によって昼と夜は食堂を利用するか、キッチンで料理をしたものを食べています。やはり日本とは全く食生活が違うので、食堂の食事は個人的に口に合わないものも多いです。日本のように白米はないので代わりにクスクスという料理や、ボテトやパスタが出てきます。サラダも付いてくるのですが、ドレッシングも日本のものとは全然違います。また、クリーム系の味付けがされている食べ物は日本人にとっては少しきつく感じるかもしれません。日本のものと比べてクリームがとても濃厚に感じます。朝食は基本的に簡単なのでシリアルを食べています。昼食や夕食で料理をするときは、パスタやニョッキ、買ってきたお肉を焼いたりすることが多いです。また、日本から持ってきたお味噌汁やスープ、送ってもらったインスタントラーメンやカレーを食べることも多いです。インスタントとは言え日本人の口に合うものなので、これらは常備していて損はないと感じています。リヨンにはいくつかアジア人向けのスーパーマーケットもあり、日本、韓国、中国の食材が売っています。値段は日本で買うより高く感じますが、ラーメンやカレー、調味料など色々なものが手に入るのでとても便利です。そこで買ったものを使って料理をすることも多いです。

 

学校がある平日と週末の過ごし方について教えて下さい

私は毎日9時から12時までが授業のため、平日は学校が終わった後昼食を食べ、基本的にその後は夜まで自由な時間を過ごしています。週に一回、バレエのレッスンに行ったり、友達に会ってショッピングをしたり、一人でショッピングすることもあります。または部屋で掃除や洗濯をしたり、パソコンで映画を見たりしているうちに夕食の時間になるので、夕食を食べ、その後に宿題や復習をすることが多いです。授業の時間が長いわけではないので、自分次第で有意義な時間を過ごすことができると思います。逆に言うと自由な時間が多い分何か自分でやることを見つけて外に出ていかないと、何もせずに時間が過ぎて行ってしまいます。もちろん何もしない時間も大事ですが、それをずっと続けるというわけにもいかないので、こちらで何か習ったり、ただ近くを散歩したり、サイクリングしてみたり、何でもいいので何か自分なりにやることを見つけるといいと思います。
週末は、その時によってどう過ごすか大きく違いますが、例えば朝はマルシェ(市場)に行き、その後は友達とショッピングしたり、ご飯を食べたり、週末は特に時間があるのでキッチンで料理をしたりします。特に日曜日は多くのお店が閉まっているので、寮で1日を過ごすことが多いです。そうすると自然と寮の人たちで集まるので、料理を作って一緒に食べたり、ゲームをしたりします。

 

現在使用している携帯のタイプをお教え下さい

私は日本で使っていた携帯がsimフリーの物だったので、simカードだけをフランスの携帯ショップで購入してそれを使っていた携帯に入れて、そのまま使っています。そうすると携帯番号だけがフランスのものになって、そのほかは全く日本で使っていた時と変わらないです。毎月に使えるギガ数が100GBで20ユーロ程なのでとてもお得で多くの留学生が利用しています。ただ、日本に比べて電波が悪くなる時がとても多いのが難点です。