フランス留学体験談

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第1期奨学生レポート

 

井関くみこ様のリヨン・レポート4 

研修校:リヨン・カトリック大学 

期間:2005年秋学期・春学期/滞在スタイル:ステュディオ

 

持参品について

リヨンでの生活も3ヶ月が過ぎました。その間、持って来てよかった物、持ってくればよかったと思った物があります。もちろん、ほとんどの物はリヨンで買えますし、日本からも送れますが、到着してすぐに必要な物だけは持って来ておいたほうが楽かもしれません。物価は全体的に高めなので留学生は財布と相談しながら買い物しています。私と日本人の友達が感じたことをまとめて書きました。考え方は人それぞれですべての方に当てはまりませんが、今後留学される方の参考になればと思います。

 

勉強編

・辞書
仏和辞典、和仏辞典。リヨンで買おうと思っても売っていません。前に一度、かなり古い辞書に1万円近くの値が付いているのを見たことがあります。


・小辞典
出掛ける時や学校に持って行くのに便利です。


・電子辞書
学校でも多くの日本人が持っています。辞書より早く調べられるのでとても便利です。毎日の授業では知らない単語が多く出てきますし、宿題や調べる単語数が多い時はすごく重宝します。また携帯するのも楽です。仏和、和仏以外にも英和和英辞典や国語辞典が入っているので使用頻度大です。

 

・フランス語の参考書
自分のレベルより、内容が少し難しいことが書かれているもの、それに、簡易参考書より説明が詳しいものの方がいいと思います。当たり前ですが授業では新しいことを習うので、家で復習する時に確認することが出来ます。
フランス語で書かれたフランス語文法書もたくさん売っていますが、初級の私にとって難しい気がします。もちろん同じクラスでフランス語版フランス語参考書を使っている人もいます。

 

文具品全般
リヨンで買えますが全部日本より高価で日本ほどいろんな種類はありません。品質も日本の物のほうが良さそうです。日本ブランドもありますが、日本の2、3倍以上します。
筆記用具は毎日使うものなので、使い慣れたものを持ってくるほうが勉強しやすいと思います。でも、日本にはないようなデザインのものがあったりするのでそんなのを見つけるのも楽しいです。

 

※シャープペン
0.5と0.7が主流ですが種類がとても少ないです。リヨンで0.3のシャープペンは見たことがないので、細字が好きな人は持ってきたほうがいいです。こちらの学生に聞いたら、中学生になったら、みんなボールペン、ゲルインクペン、万年筆を使うと言っていました。

 

※ボールペン、ゲルインクペン
BICブランドが多いです。書きやすいのですが0.7が主流なので、細字が好き
な人は持ってきたほうが無難です。またアルファベを書くだけなら太字で充分ですが、日本語を書くには使いにくいと言っている人が案外多いです。

 

※修正ペン、修正テープ、修正液など
テストでは、原則として鉛筆、シャープペン禁止です。ペンで書かないといけないので修正ペンは重宝します。

 

※消しゴム
日本製のほうがいいです。こちらのはレトロな雰囲気があります。

 

※ノート
日本では普通に見かける罫線のノートがなかなか見つけられません。その代わり、どう使ったらいいんだろうと思う線入りや升目のノートがあります。

 

 

※ファイル
日本にはないタイプのファイルがあってなかなかおしゃれです。ファイルが開かないように、ちゃんとゴムが付いています。いろんな色や大きさ、素材(紙かプラスティック)があります。私の場合、授業でプリントも使うので、曜日毎で色分けしました。

・ラジオ
聴く練習にいいと聞きました。こちらでも買えます。かさばるものではないので持って来てもいいかもしれません。日本で買う場合は、フランスでも使えるかどうか確認要です。

 

・電池(ラジオ用などで)
日本の電池のほうが品質、性能共良く、長時間使える気がします。

 

生活編
・お箸、しゃもじ
ご飯を炊く予定の人は使い慣れたお箸を持ってきたほうがいいです。
スーパーではいろんな種類のお米が売っていて“Liz Round”(丸いお米)と書かているお米が、日本米にそっくりです。1㎏が0.5ユーロ前後(70円程度)で買え、味は特に悪いことはありません。日本米も売っていますが高いです。ご飯はお鍋で20分ほどで簡単に炊けます。私はリヨンで初めて挑戦しました。

 

・包丁
フランスの包丁は日本のものとちょっと形が違います。人によっては使いにくいと感じるかもしれません。


・水筒
学校の休憩時間にちょっと飲むのに大活躍します。出掛けた時もすぐに飲めるのがいいです。節約派にお勧め。リヨンでは大きいものはすぐに見つけられます。小さいのも探したら買えます。ちなみに学校にコーヒーの自動販売機があって安い(0.4ユーロ)です。エスプレッソ、カフェ・オ・レ、カプチーノなど種類が豊富です。

 

・料理本
持って来ている人は多くいます。私は日本語で書かれた簡単に作れるフランス家庭料理の本を1冊持ってきました。日本では出来なかった料理が、リヨンでは食材が簡単に揃うのでいろいろと作ってみたらかなり美味しく出来上がりました。

 

・ラップ
日本製は良く出来ています。こちらではすぐにひっついてしまって、かなり使いにくいと聞きました。


・歯ブラシ
フランスのスーパーなどで売られている大人用歯ブラシは大きい気がします。


・冬用のしっかり防寒できるコート(ダウンコートなど)
こちらに来てから寒くなるまでに探そうと思っていたら急に寒くなりました。適当な物を探すのに一苦労です。


・マフラー、手袋、帽子

冬は寒いので帽子は耳が隠れるものなら重宝します。フランスではかわいいもの、おしゃれなものがたくさん売っています。


・カイロ

真冬には重宝します。リヨンでは見かけないので、多分こっちには無いんだと思います。

 

・靴下、タイツ、ストッキングなど
日本のもののほうが質が良くて安いです。必要なら持ってきたほうが無難です。

 

・常備薬や風邪薬
これは絶対持ってきたほうが安心です。

 

・電卓
ちょっとした計算に便利。私は要らないかなと思ったけれど持って来たら案外使います。小さいものでOK。携  帯電話の電卓でも代用できます。リヨンで買ったら高いです。


・目覚まし時計

携帯電話のアラームでも代用出来ます。


・パソコン
確かな情報ではありませんが、聞いた話によるとプロバイダーとの接続は新しいもののほうがうまくいくらしいです。私の持ってきたものは古いほうなので、こちらのプロバイダーとの接続がなかなかうまく行きませんでした。今でも調子が良くありませんがなんとか動いています。また、リヨンカトリック大学にパソコン室があって学生はいつでも使えま
す。混んでいることも多いですが。また、最近、校内で自由にインターネットが出来る
ようになりました。自分のパソコンを持ってきて、事務室でパスワードをもらって入力すればすぐに接続できます。