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第11期奨学生の留学体験レポート

 

留学レポート2


1) 学期末テストはどのようにおこなわれましたか?

Comprehension oraleとComprehension ecriteの内容です。CEは先生が新聞などでとってきた記事をもとに、問題を解かされます。
例えばこのSujetは何だとか、この人の職業は何だとかです。

 

テスト期間は1週間あり、そのうち二日間だけがテスト日でした。一日目は、書くテストで約3時間。聞き取りのcomprehension orale、テキストを読んで問いに答えるcomprehension ecrite、与えられたテーマについて自分の意見、考え方を述べるexpression ecriteでした。そして、一日おいて2日目は口頭試験のexpression oraleでした。同じレベルの生徒2人ペアになって、与えられたテーマについて先生の前で発表します。ペアの生徒は前もって、先生に決められました。テーマはテストするその時に告げられ、その前に5分~10分ほど用意する時間が与えられました。私のテーマは確か、旅行でした。どちらか一人が旅行会社のスタッフでもう一人が客として実際に旅行会社でやり取りしているようにコミュニケーションするという内容でした。「あなたは、2月のヴェネツィアのカーニバルに行きます。旅行会社のスタッフはそれをアドバイスします。2人でやり取りしなさい。」が具体的な内容でした。今まで授業で習ったボキャブラリーや表現方法が問われます。

 

 

2) フランス人に対する印象を教えて下さい。
自分の意見をはっきり述べる。「私はこうだと思う。」「それは違うと思う。」とはっきり言います。あとおしゃべりです。あるフランス人は「はっきり言うことは親切だ。」と言っていました。どんなことでも気さくに話します。それはスーパーの店員と客の関係であってもです。
先生であってもわからなければわからないとはっきり言います。ちょっと変な話ですが、フランス語の文法について、先生に「どうして?」と聞いたら、「c’est comme ca . je ne sais pas pourquoi . c’est le francais.」とうまくまとめられたこともあります。笑 「そうして男性形と女性形があるのか?」と聞いたら、「私は文法の先生であって、フランス語を研究しているプロじゃないからわからないわ。」とはっきり言われました。(笑)
あと、フランス人はおいしいものが大好きです。おいしい店には行列ができます。おいしくない店とおいしいお店の見分けはすぐつきます。

 


3)フランス人学生と交流を持った事がありましたか?
はい、あります。でもそれほど多いわけではありません。大学でフランス人学生のための日本語の授業があって、その先生が数回日本人学生とフランス人学生のパーティーを企画してくれたことがあります。その時に仲良くなったフランス人とは学校で会ったら話をしたりします。

 

 

4)スポーツや文化活動、学校以外に参加した事はありますか?
オーガナイズされた活動には参加したことがありません。寮の近くにスケートリンクがあるので、休みの日にそこに友達と行ったことがあります。


5)その他:今思う事、感じた事等を自由に書いて下さい。


晴れの時と曇り空の時
晴れの時はこんなに晴れてくれるので、本当に晴れの日は気分的にも最高になります。

今したいことはとにかく、青空を見ること!Dijonの天気は変わりやすく、この季節はいつもどんよりした空模様です。少し晴れ間が出たと思ったら、またすぐ曇り空にかわってしまいます。これがフランスで生活しているってことなんですけど、毎日曇り空は少し悲しいです。だから晴れた日は「Il fait beau aujourd’hui.」と、皆が口をそろえて幸せそうに言います。フランス人が太陽を求めて南下する意味をようやく実感できました。
あとは、やっぱりコミュニケーションの点で、アジア人は話しかけやすい。ということに気がつきました。彼らのフランス語の発音はアジア人にとってはやっぱりわかりやすいです。似たような発音、似たような表現方法を使います。欧米人はその逆です。話の内容も、気が合うのはアジア人です。なので、平穏を求めてアジア人に近づきがちでしたが、今回クラスのレベルが上がって(Niveau3)、より多国籍になって、欧米人も増えたので、もっと話しかけてみようと思います。彼らとも話す機会が増え、また新たな経験ができそうです。