カーンでの生活の印象
カーンに来てから2ヶ月が経ちました。到着した9月は肌寒く、長袖でちょうど良い気温でした。11月の現在は、日中はそれほど寒くなく、上着があれば手袋やマフラーは必要ないくらいです。朝が一番冷え込みますが、昼にかけて暖かくなり、夜は朝ほど寒くありません。
事前に聞いていたほど曇りや雨の日は多くなく、天気の良い日が多い印象です。晴れた日の空はとても綺麗で、散歩をしたりカーン城などの観光に出かけるのがおすすめです。
カーン市内にはトラムやバスが整備されており、基本的にどこへでも不便なく行くことができます。治安も良く、スリなどの被害は聞いたことがありません。中心部には多くのショップやカフェが集まっており、ショッピングも楽しめます。
毎週金曜日と日曜日の午前中にはマルシェ(市場)が開かれ、多くの人で賑わっています。
カーン大学での授業とキャンパスの様子
語学学校はカーン大学キャンパス1の中にあります。キャンパスはとても広く、芝生が多いのが特徴です。天気の良い昼間には、学生たちが木陰で勉強したり昼寝をしている姿もよく見かけます。その芝生に大きなスクリーンを設置して「ナイトシネマ」が開催されることもあり、学生たちはお菓子や食事を持ち寄って映画を楽しんでいます。エンディングでは皆が前に集まり、歌ったり踊ったりと大変盛り上がりました。
語学学校の建物は新しく、校舎内にはお菓子や飲み物の自動販売機、ソファーがあり、授業の合間に休憩する学生が多いです。教室は先生の鍵がないと入れないため、多くの学生が授業直前まで1階で待機しています。
授業は1コマ90分で週12コマあります。内訳は、文法が週2コマ、発音が週2コマ、文学・地理・文化・グループワークがそれぞれ週1コマずつ、オーラルコミュニケーションが週4コマです。このうち、オーラルコミュニケーションの授業のみ教科書を購入し、他の授業ではプリントや教材が配布されます。
私は最初に割り振られたクラスが少し簡単に感じたため、先生に相談したところ翌週から一つ上のクラスに変更してもらえました。現在のクラスでは、他の学生たちがスラスラとフランス語を話すのでついていくのが精一杯ですが、先生やクラスメイトがとても親切で、グループワークの際にもよく助けてもらっています。
クラスは15人で構成されており、国籍も多様です。日本人は私1人で、ほかに中国2人、ウクライナ4人、ロシア1人、イラン1人、アフガニスタン2人、メキシコ1人、アゼルバイジャン2人、シリア1人が在籍しています。20代の学生が多く、交換留学生も8人ほどいます。
寮での生活
私は1人部屋で、部屋にはシャワー・トイレ・冷蔵庫が備え付けられています。キッチンは共同ですが、勉強机や収納スペースも十分にあり、とても快適に過ごせます。シーツ、枕、毛布は入居時から用意されていました。
寮から最寄りのトラム駅までは徒歩2分ほどで、大学までは約10分、中心地まで15分、カーン駅までは20分ほどで行くことができます。寮のすぐ近くにはスーパーはありませんが、学校帰りに立ち寄れるスーパーや、バスで1駅の場所にあるスーパーなど、買い物には困りません。
寮内にはカフェテリアと食堂があり、カフェテリアは平日のお昼と夜、食堂は平日のお昼に営業しています。また、お菓子や水、ジュースなどの自動販売機も設置されており、とても便利です。










