朝倉あみ様 自己紹介

初めまして!私は、今年の9月から2学期間、フランス・カーンにある大学付属語学学校への留学を予定しています。
今回は、私が留学を志した理由と、そこに至るまでの過程についてお話しします。
私はもともと、漠然と「海外に行ってみたい」「留学してみたい」という思いを持っていました。高校時代には、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN」に応募し、奨学生として選ばれました。当時は特定の国に強いこだわりはなく、とにかく海外に出てみたいという気持ちが強かったです。しかし、ちょうどその頃から新型コロナウイルスが世界的に流行し、残念ながら渡航は叶わないまま高校生活を終えました。これが今でも心残りのひとつです。その悔しさもあり、「大学では絶対に1年間の長期留学に行こう」と決めました。大学を選ぶ際に「自分が本当に興味のある国や言語は何だろう」と改めて考えるようになり、そこで思い出したのが、子どもの頃に読んでいたジャンヌ・ダルクやココ・シャネルの伝記です。彼女たちの生き方や思想に惹かれ、「フランスってどんな国なんだろう」「フランス語を話せるようになりたい」と自然に関心が芽生えました。そうした思いから、フランス語圏専攻を選ぶことにしました。
大学では、フランス語の文法や会話はもちろん、文化・歴史・社会に至るまで幅広く学んでいます。当初、交換留学制度を利用して留学することを目指し、準備を進めていましたが、残念ながら選考には通りませんでした。それでも諦めきれず、私費での留学に切り替えることを決意しました。
地域を決める際には、「寮の条件」「パリとの距離」「他国へのアクセスのしやすさ」といった、譲れない条件を明確にして候補を絞り込んでいきました。その中で出会ったのが、ノルマンディー地方にあるカーン大学です。できるだけ費用を抑えられる「公立大学の付属語学学校」であること、寮にはフランス人学生も住んでいること、街の規模が大きすぎず小さすぎず落ち着いていること、パリにもアクセスしやすく、周辺国への旅行も現実的に考えられることなど、多くの点で魅力を感じ、最終的にカーンを留学先に決めました。
現在は、大学の授業と並行してアルバイトを続けながら、語学やビザなどの出発に向けた準備を進めています。留学にかかる費用は、学校の貸与型奨学金と自分のアルバイト収入をもとに計画的にやりくりしており、必要な手続きもすべて自分自身で行っています。大変なことも多いですが、その分、自分で選んだ道に対してより強い責任感を持つようになりました。現地での生活については、インターネットやSNSから得られる情報が限られており、寮や生活の具体的な様子が見えにくいことに不安を感じることもあります。だからこそ、自分自身が現地での生活をできるだけ詳しく発信し、これから留学を考える方々にとって少しでも参考になるような情報を届けていきたいと考えています。
将来的には、フランス語を活かせる職に就きたいと考えています。ビジネスの現場でも通用する語学力をこの留学で身につけることが目標です。単に学校で勉強するだけでなく、現地の人との交流や実践の場を積極的に求め、留学後には「フランス語が話せる」と自信を持って言えるレベルに到達したいと思っています。
この留学を通じて、語学力の向上はもちろん、人間としてもより成長できるよう、全力で取り組んでいきます。そして、私の経験がこれから留学を目指す誰かの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。

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フランス専門に扱って50年以上の日仏文化協会

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