
初めまして。学部生3年の篠原琉七です。私は大学で2年半弱フランス語やフランス語圏の歴史・文化、社会などを学んでおり、今年の8月下旬からフランスのストラスブール大学に留学予定です。今回のレポートでは私の自己紹介と、留学先をストラスブールに決めた理由などについて話していきたいと思います。今後、留学へ行く方にとって少しでも参考になれたら幸いです。
はじめに私についてですが、私がフランス語に触れるようになったのは中学生の頃からで、元々勉強が好きじゃなかった私は物語を読んでいるみたいだけど勉強しながら読むことができる伝記の漫画を読み漁っており、世界で起こった出来事や活躍した人物などに興味が湧く中でフランス革命の漫画を読み、「フランス語、やってみたくない?」という気持ちになりました。ですが、語学の本は買ったものの、学校生活や受験勉強で忙しく、本格的に勉強を始めたのは大学生になってからです。現在、大学ではフランス語圏専攻の学科に所属しており、日々の授業を通して「フランス」だけでなく、アフリカのフランス語圏やフランス国内の移民などについても学習・研究しています。
普段は海外旅行が好きで、円安の今海外に行くのは苦しく、大学に通いながらアルバイトに励んでいます。去年はアルバイトで貯めたお金を使って台湾、フランス、エジプト、アブダビの4箇所に行きました。台湾は友達と行きましたがフランス、エジプト、アブダビに関しては1人で行きました。どの国も1人で過ごすには治安面や金銭面、スケジュール的にも大変なことが多々ありましたが十分に楽しめましたし、現地で友達を作る・前から話していた友達と会うこともできたのでそういった経験を今回の留学生活にも活かせるといいなと考えています。
又、海外に行くお金を貯めるためのアルバイトのみならず、勉強面などにも力を入れています。一昨年は大好きな温泉をもっと知りたいと思い温泉ソムリエを取得しました。これを取得すると温泉の適応症(普段は“効能”と呼ばれているものです。)を区別できたり、温泉に名前を付けることもできるようになります。興味がある方はぜひ取ってみてください;-)
そして、フランス語に関しては去年(大学2年時)の春に仏検3級、今年の夏にDELF B1に合格しました。しかし、仏検2級に関しては受験の経験はあるのですがあと少しの点数で足りず、長文読解の問題はよく解けているのに対して文法の問題でたくさんのミスをしてしまっていたため、今回の留学では文法と聞き取りを中心に勉強したいと考えています。
そして、今回の留学の滞在先についてですが、フランスには一度行ったことはあるものの、パリとその近郊の都市にしか行ったことがない上に、普段はフランスを地理的に学習することが少なく、正直どこの都市がより自分に合っているのかは分からなかったため、正直悩みました。今でも自分の決めた留学先のストラスブールが自分に本当に合う都市なのか分からないため少し不安もあります。しかし、担当の方とどこの都市に行くか決める際、寮にフランスの学生が多いことや、寮の雰囲気が良いことをお聞きし、大学自体が多種多様な研究を行っているため、在籍する学生の幅も広いと考えストラスブールに決めました。また、パリやニースなどの観光地は英語を話せる人が多いイメージがあり、私自身そういう環境に甘えてしまう性格で、フランス語の上達が遅くなってしまわないかと考えていたので、そういった面で留学先を地方のストラスブールに決めたことに満足しています。
留学後の進路についてですが、正直「ここに行きたい!」というのはまだ決めていません。しかしJICA などの世界で人々を支援することに携わることができる職業やフランス語もしくはフランスを含む歴史の知識を活かすことのできる職業に興味を持っています。まだ興味を持っている段階ですので留学中にそういった自分の興味のあることをさらに見つける・深めることもできたらいいなと考えています。
最後に、留学を経験することができることは本当に貴重な機会だと思います。支えてくれる家族や担当の方々に感謝しつつ、留学生活を存分に楽しみ、自身のフランス語の向上に努めたいと思います。
以上がわたしの自己紹介です。お読みいただき、ありがとうございました。