井関くみこ様 リヨン留学12

べルージュ

リヨンからバスで1時間ほど行ったところにペルージュという小さな町があります。学校の先生も友達もお勧めのところなので行ってきました。バスと電車の2通りの行き方がありますが、観光案内所で聞いたら、電車は途中の駅から歩かないといけないから、バスのほうがいいということだったのでバスにしました。時刻表もここでもらえます。往復の本数が少ないので予定をたてておくほうがいいです。

ソーヌ川沿いのバス停から朝10時半出発です。でも案内所でもらったバス停留所付近に行ってもそれらしいところが見つからず、あちこち探したり、別のバスの運転手さんに尋ねてたりしているうちに、ペールジュ行きのバスがやって来て乗ることが出来ました。友達の話ではバス停が2つあって、その友達も乗り場がわからず探したということです。ペールジュ往復専用バスではなくリヨン郊外まで行く路面バスですが、乗る時に、運転手さんに直接運賃を払うので、降りるバス停に着くと、「ペルージュ!」と言ってくれました。バス停の名前はメクシミューです。

下車して、それから、丘の上の町ペルージュを目指して坂を登ります。ペルージュは外壁に囲まれているのですぐに見つけられます。街はこじんまりとしていて、建物も道もで中世そのままの風景です。コロンバージュも残っています。リヨンの旧市街地とはまた違った雰囲気があります。

町の中心には広場あり、周りにはレストランやおみやげ物屋さんがあります。歩き回っていると結局広場にたどり着きます。どの道の風景もとてもすてきで街中をぐるぐる回っていました。観光客は多かったのですが、街は静かで窓辺で猫がぐっすり寝ていたり、パンジー、藤の花やゼラニュームが咲いていてとてもきれいです。いつまでも木陰でのんびりと過ごしていたくなるようなところです。

ペールジュ名物は砂糖菓子のガレットです。ピザのように切って持ってきてくれました。思ったほど甘くなくておいしいです。
毎年6月に中世祭が行われ、この町に住んでいる人達が中世の服装を着て町を歩くそうです。