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大統領選挙のしくみ 500以上のサイン 2007年03月07日

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前回2002年シラク大統領は再選後、これまでの7年毎の大統領選挙を5年毎に変える提案の賛否を求める住民投票を行いました。結果が賛成〔oui〕であったため5年後の2007年が大統領選挙の年であります。第1回目投票日の4月22日を待ちながら毎日のように候補者の話題がマスコミだけでなく日曜日の家庭の食事にまで持ち上がるようになりました。

大統領選挙に立候補するに必要な条件でここのところよく耳にする500以上のサインについて説明します。前年度サインしますといった約束状の送付後、今月より『私は○○候補を推薦します』といった内容の正式な書類にサインして立候補宛に送ります。送り主?最低30県以上、500人以上の市長、市会議員、国会議員、ヨーロッパ会議員です。立候補者は3月17日から4月2日までに届いた書類を憲法議会へ送付する義務を生じます。そうして初めて公式な立候補者として任意され、政府から153000€の援助を受けます。本日3月7日現在で500通以上の書類の獲得が確実と認識されているのは民衆運動連合(UMP)のサルコジ候補、社会党のロワイヤル候補、中道派フランス民主連合(UDF)のフランソワ・バイルー候補、共産党のビュッフェ候補の4人です。前回の大統領選挙第1回目の投票に於いて多数の票を獲得した極右政党国民戦線ルペン候補を推薦した市長、議員が批判されたため今年度ルペン候補は500通の書類の収集に困難しています。一般に立候補希望者で500通以上の書類を得るのは3分の1に限定されるそうです。

しかしそこで諦めないのがフランスのよいところ。
『いっそのことこの推薦のシステムを滅亡してしまえばどうだろうか?』
フランスでは原点を覆す考えが頻繁に出ます。こういったアイデアの違いにまで国の違いが影響されるものです。

ストライキ 2006年12月19日

ストライキとは、労働者による争議行為の一種で、労働法の労働争議権の行使として雇用側(使用者)の行動などに反対して、被雇用側(労働者、あるいは労働組合)が労働を行わないで抗議することである。一般にはストと略される。フランスでは軍隊、警察、消防士はストの権利を有しない。         

例〕 給与の値上げを求めてのスト 空港の荷物担当者、フランス国鉄会社員、医者、医学生、産婦、弁護士、輸送業者、アンジェのゴミ収集社員                                      退職を規定の60歳から過労を理由に55歳に求めるアンジェバス コトラ社員    
報道のメディアを利用して一般市民の意見を問わせるストライキ

例〕他国との電気会社の合併に反対して〔民営化を意味する〕全消費者の電気メーターを夜用の格安料金に下げる国内唯一の電気会社社員
  バス内で起きた運転手傷害事件の翌日のスト

期間 これは様々である。当日のみからマルセイユのバス会社員の給与値上げでのストのように1ヶ月以上など。
アンジェの留学生はゴミが道端にあふれてきたのをみてアンジェのゴミ収集社員のストが今日で1週間になることに気づいたかもしれない。

スト参加者 同意しなくて勤務可能な場合はもちろん仕事に就く。報道でスト参加者率が言われるのはこの理由からである。

スト参加者の給与 翌月分の給与はストの日数分差し引かれる。
アンジェでのこれまでのストは1週間が最長期間である。マルセイユの1ヶ月以上続いたバス会社員のスト参加者の扶養家族はその期間どのように暮らしたのだろう?という疑問が沸くのは私が主婦であるからだろうか?

SUSHIブームの悪影響? 2006年08月24日

今年からアンジェにもついに日本食を食べられるレストランができました。アンジェ人にはまだまだ『日本食=SUSHI』といったイメージがあるようですが。数ヶ月前にオープンした中華食材のお店でお味噌があることを発見した私。アンジェも便利になってきたわ・・・と1人で店内にて喜んでいました。もちろん家に着くと同時にこちらに日仏文化協会より留学に来ておられる生徒さんにすぐメールにてお知らせしました。

ところで、お寿司と刺身ブームで外国人もマグロを好んで食べだしてきた現在、マグロの急激な減少が心配され話題になっています。日本でもお刺身の値段が上がってきたことや同じ値段で量が少なくなったことを感じた人もおられるはず。マグロの90%の輸出先が日本で、しかも高値で売ることができることを知っている漁師によっては世界のマグロ漁の年間の最大量を守らず、産卵期間にも漁をするのでマグロが減る一方であるとか、環境を守ることが最優先の機関グリーンピースは漁をストップさせるべきだとか言います。フランスにはブルターニュ地方などマグロ漁で生計を立てている人がいます。夏休みが終わった政治家は何か解決方法を提案するのでしょうか?マグロはサーモンのように養殖することはできないのかな?

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ワールドカップ 2006年06月14日

いよいよ始まりました。ワールドカップが始まる途端、日常の不幸が急滅したかのごとく報道はサッカーに集中します。不思議な現象です。第一試合でこの状況、仮に決勝まで行くとどうなることやら・・

フランスの第一試合は6月13日午後5時40分の対スイス戦でした。13日5時に仕事が終わるフランス人は帰宅後シャワーを浴び、冷えたビールを飲む時間があります。6時以降に仕事が終わるフランス人は?思い切って休みにしてしまえ~という人がいました。何故か体調が優れない人もいたはず。
試合開始1時間前まで知らなかった私。今日一日何をしていたのか?といった表情で驚かれました。

試合観戦場所としては自宅のテレビの前で家族または友人と、帰宅すると見逃すと言う人ならカフェまたは駅の大画面で、政治家のように普段は仕事に大忙しと言う人なら党のミーティングと題しみんなで集まってテレビの前で。

欠かせないものはビールと宅配ピザ。ワイン消費量の多さがビールと比較にならない国では不思議なこと。熱帯暑だから?冷えたロゼでもいいのでは?開催国がドイツだから、やっぱりドイツ人のごとくビール?宅配ピザと言えばこの時期はクリスマス前のおもちゃ屋さんのごとく大忙しだそう。売り上げはフランスチームの成績に影響されるのでフランスが決勝まで行くとピザ屋は大喜びなのだろうな。

VIVE LA France !!! 頑張れ日本 !!!

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シャロン・ストーンCPE に反対 2006年03月21日

”いい女”という形容詞がぴったりのシャロン・ストーンが昨日パリを訪問。パリの某一流ホテルで、映画
"Basic Instinct2"の記者会見に出席するためだ。美貌は変わりなく、インテリジェンスは磨かれる
一方と思われる彼女(あくまで私の意見ですが)、昨年もダヴォス会議に耳を傾けたりともちろん社会の
動きににも自身の鋭い意見を持っている。
このところ、連日フランス各地でデモ抗議行動が相次いでいる。
彼女は「反CPEマニフェスタション」も、もちろん見逃すはずはなかった。(Le CPEは、26歳未満の就職
し始めの若者の雇用を促進するとうたわれるが、その契約下では2年間は試用期間扱いとし、雇用者
側は、この間いつでも、特にはっきりした理由がなくとも、首にすることが出来ると定義する法で、新卒
者の職業的安定を脅かしかねない。)
「この雇用に関する法律は正当ではない。確実に現実から逸脱しているし、失業者の、特に失業率の
高い若者の弱みにつけ込むようなものではないか。」とシャロン・ストーン。「人は自分がどういう理由
で雇われ、またどうして解雇されたのか、を知る必要がある。なぜなら私はブロンドだから雇われ、ブロ
ンドは聡明でないから首なのか、そんなものではないでしょう」ともコメントした。
まったくな意見である。首相、少しは人々の意見に耳を傾けたらどうなんでしょうね。

デモと民族問題 2006年03月18日

のんびりとした土曜日の午後、ちょっとした買い物のために、街に出ました。現金をおろそうと思って街を彷徨っていると、向こうの方から、国旗を掲げた集団がやってきます・・・。

トルコの旗をみな掲げていました。何故トルコの人々がデモ行進をしているのか、訳が分からず、立ち並ぶプラカードを見ているうちに察しがつきました。

近く、リヨン市内のある広場に記念碑が建つのですが、それは在フランスのアルメニア人協会の懇願によって設立されるアルメニアで起きた大量殺人に関する記念碑なのです。そしてそれはトルコが加害者として理解される碑となるのです。

フランスのアラブ系住民はやはり、マグレブ系の人が多いのですが、トルコ系もかなりいます。

そして、この記念碑建立に反対して、リヨンと周辺のトルコ系住民が怒りとその撤回を求めるため、デモ行進を行っていたのです。

折りしも、CPE問題のため、フランス各地でストライキやデモ行進が起きており、この土曜日も、その前にリヨン市内でもCPE反対を唱える学生達のデモ行進が行われていました。

そんな、国と市民との緊張関係の中、更なるトルコ系住民のデモ行進。大変物々しい雰囲気が街中に流れ、機動隊と警察がその前後を見守り、回りで見守る一般市民との衝突もあちらこちらで起きていました。

もちろん、我々部外者が被害を受けるようなことはなく、ただ、街中を走るバスは市内を通ることができなくなり、また、道もあちこちが閉鎖されて、市民は迂回をして目的地まで歩かなければならなくなりました。

CPE反対運動もそうですし、本当にフランスではデモ行進や市民による抗議運動が盛んです。フランス革命が起こったように、つくづくこの国は戦う国なのだ、と思いました。

ペットを捨てないで 2006年03月09日

先日、鳥インフルエンザのウイルスに感染し死亡した猫が発見されたのを皮切りに、一般家庭で飼われ
ていた飼い猫でも、野良猫などと接触の可能性により感染の恐れがあると考えられちょっとしたパニックに。
町の獣医さんのところへは連日ひっきりなしに相談の電話が相次ぎ、来院者が後をたたないというご
時世です。
しかし、飼い主にちゃんと診察に連れてきてもらえるのは良い方で、ひどい場合はあっさりと捨てられて
しまうのです。その証拠に現在の捨て猫の数は、連年の同時期より約4倍も多くなっているというでは
ないですか。
それで思い出したのが、フランス人の間ではヴァカンス前になると、行き先によっては、つい足手まとい
となりがちなペットを捨ててしまう人が増加するという話(ひどいけど本当の話)。とても残酷で勝手な
行為だと思いませんか。飼い主と犬や猫などのペットは同じ屋根の下に暮らし、普段から家族同然。
もしかしたら家族や兄弟、同僚、友人にも誰にも言えないような事を話すことが出来る唯一の大事な
お相手。しかも黙って聞いてくれる、忠実な同伴者役を毎日務めているのに。。。

鳥インフルエンザ 3月3日現在 2006年03月03日

3月1日に鳥インフルエンザが原因で死亡した猫が発見された。ドビルパン首相はフランス国民に猫が勝手に散歩して歩き回らないようにしてくださいと警告。飼い猫を紐につないで柱に縛り付けておくのを想像するのも変な気がするが、ゴミを探してうろつき回る捨て猫をどうするつもりだろう?疑問が頭の中から離れない日であった。

ではアンジェでの現状は?毎日のニュースで報道されるようになり、子供でさえ『鳥インフルエンザ』の意味が分かるようになった。アンジェ人にもパニック状態が起きつつある。「うちの鳥が死にました。鳥インフルエンザでは?」
「頭などがかじられている様子から判断するに気の毒だが猫に食べられたらしい。」
緊急に電話して人を来させるほどの問題ではなかった。
アンジェ郊外の街アブリエ市長は学校や老人ホームでの給食での鶏肉の回数を増やすことで鶏肉の安全性をアピールすることに決めた。

鳥インフルエンザが発見されたフランスの地域で鳥の予防注射が始められた。国の衛生管理局を信頼してみるのはどうだろう?狂牛病の様に対応が遅すぎた政府という事実をフランス人が忘れがたいのはもっともであるが・・

私が昨日公園を散歩していたら鴨が自由に歩き回っているのを見てほっとした。やはり自分も心配していないと言うと嘘になるだろう。

メディア自身は視聴者へ与える影響の大きさについて考えているのだろうか?

統計では気にしていないと答えたフランス人が60%以上。では鶏肉の売れ行きが急に下降したのは何故?農業国のフランス。鶏肉関係で働くフランス人の失業率急上昇中。しかもニュースでは日本を始めとして他国のフォアグラなどの輸入禁止状態の結果、利益の大幅な減少が予想されると報道。日本を悪者の代表に扱っていると感じるのは私だけだろうか?

農業見本市の幕開け 2006年02月26日

今年で43回目を迎えたパリの農業見本市(Salon de l'Agriculture)は、25日朝シラク大統領の出席で
幕開けしました。今月半ばに鳥インフルエンザがついにフランス到来、鴨や鶏肉の売り上げが著しく
ダウンしたり、噂から多少のパニックが起きるという渦中、同見本市は"家禽類ぬき"で行われています。(2/25-3/5 パリ・ポルト・ド・ヴェルサイユ見本市場)
この見本市では例年の政治家のアピール合戦もさながら、パリなど大都市ではなかなかお目にかかれ
ない動物とのふれあい目当てに、毎年多くの子供たちがやってくることでも有名。今年は人気者の
ひとつであるヒヨコや鶏は不在だけれど、15万平方メートルの展示会場に1153ものスタンドが参加、
約3000の動物が参加する大規模で、農業国フランスらしい代表的な見本市です。私も何年か前に
行ったことがあるのですが、食いしん坊なフランス人のこと、産地モノの試食に夢中という人が多いので
週末はすごく混雑します。出来れば平日に行った方が楽しめるでしょう。
それでも700頭あまりの乳牛類、60頭の豚、119頭の馬、66頭のヤギ、500匹のウサギ、1000匹の
犬・・・というとやはり糞や匂いのほうもたくさんですから、ある程度覚悟しなくてはならないそうです(笑)。
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レ・ジーオー Les JO d'hiver 2006年02月20日

Les Jeux Olympiques を略して”Les JO”、トリノ冬季オリンピックも後半にさしかかり、日本はまだメダル
獲得がなく厳しい状況ですが、フランス勢はどうなのでしょう。金メダルが3つに銅が2つ。金はアル
ペンスキーとバイアスロン、銅のほうはフリースタイル(モーグル)とスノーボードによる獲得です。
そしてクロスカントリー・リレーではスウェーデンと競った挙句惜しくも4位に終わり、異議申し立てを
するも却下されるという結果。私はそれでも、金メダル3つも取って合計5つもあるからいいじゃない。。
と思ってしまうのだけど、ご自身もスノーボーダーであるJさんと、TV観戦専門という知り合いのフランス
人ご夫婦らは現在の結果にご不満な様子。まあそりゃドイツ、アメリカ、ロシアといった強豪のメダル16個とか13個(今日現在の時点で)の世界から見れば5つでは不満なのかもしれないが。
面白いのはある種の競技にはとても強いフランスだけど、ある種の競技はさっぱり、というのが顕著に
分かれるところ。たとえばいかにも彼らが不得手そうなのは、”がんばり”が必要な耐久レース系と、
緻密な仕事が要求され、お掃除の様な感のある(すみません!どうもそんな印象が・・・)カーリングなどにはからっきしといったところです。
そしてアンケートによると「最終的なフランスのメダル獲得数は、トータルで5から10個の間だろう」と
半数以上のフランス人が予想しているのです。がんばれ!

セザール、フランス映画の賞 2006年02月17日

フランスで最も権威のある映画のグランプリ、第31回セザール賞授賞式が2月25日、今年もシャトレ劇場
で行われます。劇場前には入場するタレントを一目見ようとファンや野次馬が取り巻きます。個人的に
楽しみにしているのは、各女優さんのドレスの趣味ですが、受賞者の、たった数分ステージに上がり発せ
られる受賞コメントやミニパフォーマンスも、その人柄みたいなのが垣間見れてなかなか面白いところ。
今年はキャロル・ブーケがプレジデントを務め、司会には女性コメディアンのヴァレリ・ルメルシエ。(2005年に映画「パレ・ロワイヤル」を監督&出演)、セザール名誉賞には、イメージチェンジをはかった英国
男優ヒュー・グラントが登場予定だそうです。そして今年のセザール注目映画といえば、作品、主演
男優、助演女優、監督、音楽などなんと9部門でノミネートされているジャック・オディアール監督の
「De battre, mon coeur s'est arrêté」(邦題「真夜中のピアニスト」) 。この映画私はまだ観ていない
のでなんとも言えませんが、評判どおりどこまで賞を獲得できるか見ものですね。

パリは混雑傾向 2006年02月06日

パリの人口は1921年に最も多くなり約300万人に到達しましたが、その後人々は郊外へ少しずつ移り
住み減少していきました。このたび2005年のパリ人口は214万5千人と言われ、1999年のそれに比べ
再び1%の増加傾向にあるそうです。
なかでも最も住人が多い区は15区で住人数 22万5000人、次は18区の 18万5000人で3位は20区の
18万3000人となっています。反対に少ないのは1区、2区、4区。しかし面積のわりに住人が多く、
人口密度が高く”混み合っている”のはと言うと、11区、10区、18区がランクイン。1平方kmあたり3万
500人以上に上ります。逆に統計上”すいている”のは12区で1平方kmあたり8千数百人、続いて1区、
16区、8区・・・最も混んでいる区と最もすいている区では密度に3.6倍もの差があるんですね。
ところでパリを少しご存知の方なら、レストランやオフィスの多い1区や8区は住んでいる人が少ないのは
当然としても、どうして住宅地である12区や16区が?と思いませんか。そう、なぜならこの2つの区は
”森”を持っているからなんです!12区はヴァンセンヌの、16区はブローニュの森を。居住区ではないけど
その面積を入れて計算されているから広く、すいているという結果が出たのでした。

雪に弱いリヨン人 2006年01月28日

この金曜日に雪が降りました。午前中から降り始め、午後になって本格的に降り出しました。私はずっと室内にいたので、どのくらい積もっているのか分からなかったのですが、夕方、周りの人々は車で走れない、と言い出しました。道に雪が積もっていて凍っているから、というのです。普段雪が降る地方でもないので、スノータイヤも誰もつけていないし、こんな状態では車の運転も危なかろう、というのです。

私の車にもスノータイヤはつけていませんし、家に戻るまでに坂道があるので、滑ったら恐いかな、と思い、職場に車を置いて、地下鉄で家に帰ることにしました。夕方地下鉄に乗った同僚の話では、考えることは皆同じなようで、かなり混んでいると言われました。

が、出てみて驚きました。確かに雪は積もっていますが、市内では10センチも積もっていないのです。夜になって降りもかなり少なくなっていました。同僚は九州の出身なので、「こんなに雪が降るなんて!」と驚いていましたが、今までフランスの北の方に住んでいた私としてはこんな光景日常茶飯事。この程度で生活が乱れることなどありません。

地下鉄の駅に行くと、さすがに帰宅ラッシュの時間はもう終わったようで、人の量は普通でした。私は4本地下鉄を乗り継いで家に帰らねばならないのですが、乗換えをしていると、アナウンスが聞こえます。

「本日雪のため、全てのバスは運休になりました。安全のためということをご了承ください。」

確かにリヨンは市内の回りに幾つか丘があり、道がかなり急勾配なので、そういう道を走るのは危ないかもしれないけど、かと言って、市内全てのバスを運休にしなくても・・・。

その分、地下鉄の運転本数を増やしたようで、乗り換えは大変スムーズに出来ました。地下鉄の駅からの帰り道も大した積雪はありませんでした。

そして翌朝。気温は0度前後のようです。歩道は少し雪が溶けかかってびちゃびちゃしていますが、車道にはもう雪はありませんでした。雪が降った後、凍ってつるつるになっているのが一番危険なので、それが回避できるのはありがたいです。しかし、朝市に行ってみると、出ている店の数が普段より随分少なくて驚きました。雪のためのようです。

今までフランスの北側に住んでいたし、基本的にフランスは日本よりは寒いので、フランス人は雪に慣れているもの、と思っていましたが、今回の騒動を見て、リヨン人はまるで東京人のようだな、と思いました。結局は慣れの問題なのでしょう。この冬は日本でもたくさん雪が降り、交通マヒなども起こったようですが、ある地方にとっては何の問題にもならない積雪が、ほかの地方においては大変なことになってしまうのだな、ということを実感したこの週末です。

滞在中の安全対策 2006年01月06日

昨今フランス中をにぎわせている話題が治安問題。2ヵ月半ほど前には路上駐車に放火したりの暴動騒ぎ。またつい先日、元旦の早朝からも好ましくない一件が起きたばかりで渡仏をお考えの方には多少恐ろしく思われるかもしれません。元旦の遠距離列車の中で起きた事件(20人余りの少年が大晦日からニースに繰り出し、翌朝一番の列車(ニース発-リヨン行)内で地元に戻る際、同乗の大勢の旅客を脅し強奪や暴力行為、女性への暴行、機器破壊行為等を行った)でも20歳以下の未成年の犯罪であり、あちこちでこの傾向が目立ってきているのが事実です。こういった騒ぎになるべく巻き込まれないように気をつけましょう…と言っても今回のような国を挙げて政治規模で大騒ぎになる事件では、たまたま運悪く同乗していたら確かに避けようがないかもしれません。が、街での日常レベルのスリや置き引き、引ったくりは自分の身は自分で守るということを頭に入れて気をつけて行動していればそう起こることではありませんのでご安心を。対策としては、まずそういう人の目に留まるような高価そうな装飾品は普段は身に着けないこと、特に日本人は狙われやすいので男性も女性も一人で人気のない所を歩かない、逆に人ごみやメトロの中ではスリに注意してバッグの口を閉めて内側にするとか、しっかり手をかけておくとかしてその気を起こさせる的にならないことです。パリのメトロ駅でツーリストが多く利用する駅では英語、スペイン語、日本語で「この駅ではスリが多いから鞄をしっかり閉めて気をつけろ」とのアナウンスが構内で流れています。ちなみに日本ではOKの車内での居眠りはご法度です。
やむを得ず鞄を下に置くときは足の間に挟むようにしたり、カフェやレストランの中でも自分の手と目の届くところに置くことが大事です。気をつけている人にはスリも引ったくりもたいてい寄ってきませんので。
それでも運悪くやられてしまったら、駐在員のサポートをお願いした方がいいでしょう。速やかにクレジットカードの差し止めをし最寄の警察署に行き何をとられたか説明し被害届けの調書を作ってもらい保険会社に送ります。その際少々高価なものは前もって物の写真を撮っておいたり、領収書を提出すると、相当の保険金額の払い戻しがよりスムーズになります。
実は偉そうなことを言っている私も、渡仏して3ヶ月目頃だったでしょうか、スーパー内で学校帰りの重い鞄を足元に置き、高くて容易に手の届かない陳列棚ある商品を取ろうと一生懸命手を伸ばしているうちに横に置いていた鞄をうっかり盗られてしまったことがあります。その時間ほんの1分ほどだったと思いますが。目をつけられていたのでしょう。以来手の届かないものは大きな人に頼んで取ってもらうようにしています(笑)。その後、調書を求めて夜10時過ぎの警察署行きや失くしたアパートの玄関の鍵の処理、学校関係のテキストの再配布願い、身分証明書の再発行などなど本当にうっとうしく体力の要る処理が待っていますので皆さまお気をつけて。Bonne Chance!

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