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衣替え 2006年03月13日

 フランスでも随分日が伸びてきました。あと2週間で、ヨーロッパは夏時間に切り替わります。春の気配も段々感じられてきています。が、まだまだ気温は上がらず、寒い日もかなりあります。

 ところで、フランス人には衣替えという習慣がありません。日本人の我々は春になったら、秋になったら、たんすの中を整頓して、春夏物、秋冬物、という風に入れ替えをしますが、フランス人はあまりしないようです。

 なぜか。それは、気候が日本のように温暖ではないからです。昨日は気温が10度までしか上がらなかったのに、今日は晴れて25度まで上がった。昼間はTシャツ一枚で過ごせたのに、夜はセーターを着てコートを上に羽織らないと過ごせない、そんなことが日常茶飯事にあるからではないか、と思います。そんな気候に鍛えられているフランス人たちは、比較的暑さ寒さに強いと言えますが、それでも、五月になってもセーターを着込みたくなるような日が来る国ですから、さっさと冬物をたんすの奥にしまうわけにはいかないのだと思います。また、一日の温度変化が激しかったりするので、半そでTシャツの上にかっちりした皮のジャケットを着込むようなのが、フランス人のスタイル。持っている衣服は一年中使用する可能性があるのです。

 しかし、そんな気候の中でもついついたんすの中を整理して衣替えしたくなるのが日本人というもの。そしてそんな努力も空しく、急に再び寒くなったりして、せっかくクリニーングに出してしまっているセーターを今更出したくないわ、なんて、無理して春のシャツを何枚も着込んで、春の肌寒い日をやり過ごそうと頑張ったりしてしまうわけです。

 ですから、服は(特に冬の服は)あまりしまいこまないで、いつでも取り出せるようにしましょう!


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