メイン | « メイド・イン・アンジェ  職を奪うな!の言い分 »

歴史散歩と犬のフン 2006年02月11日

東京など日本の大都市ではビルの看板が重なり合い、色、ネオン、縦横それぞれの名称を競い合って
います。それに比べると、パリではオフィスビルが多い地区でも、空に張り出した看板というものは
めったになく、美観にはかなり統一性があります。パリの旧式建建造物の入り口ドアの上あたり、
よく見ると何やら文字が彫ってある建物を時々見かけます。よくあるのは建築士の名前、またそこに
住んだ著名人の名前や年号だったりもします。時折、音楽家、作家などフランス史上有名な人物の
名前を発見ということも。なるほど、パリに住み始めて毎日通う見慣れた風景も、こうして観察すると
新たな発見があるかもしれません。

しかし,ご注意ください!上ばかり見て歩いていると、パリではよく犬のフンを踏んづけてしまいます。
ドラノエ市長になってからというもの様々な環境対策が着実に推し進められていますが、Propreté
canineという、飼い主はちゃんと愛犬のフンの始末をしようと呼びかけるキャンペーンやポスター、
さらには罰金制度により、以前に比べるといくらかは改善されてきました。それで飼い犬のフンの始末
をする”品行方正”な(当たり前だと思うんですが、未だ貴重なので・・・)パリジャンもちらほら見かける
ようになってきたわけです。住民の70%が犬の糞で街が不衛生であると不満に思っているわけで、
これではツーリストにも衛生面で評判が悪いのはうなずけます。
さて”フン害”は意外とお金がかかるものなのでありました。パリには20万余の犬が暮らしていると
言われていますが、その犬たちが毎日こしらえるフンの量ときたら16トンもにのぼり、その掃除費用は
年間1100万ユーロ、フンが原因で起こった事故(お年寄りが滑ったり・・)が年間650件!!、そして
飼い主はフンの処理を怠ったり、拒否した場合の罰金額はなんと183~450ユーロだそうです。フンもばかになりませんね。
chien.jpg


このブログは日仏文化協会が運営しています