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雪に弱いリヨン人 2006年01月28日
この金曜日に雪が降りました。午前中から降り始め、午後になって本格的に降り出しました。私はずっと室内にいたので、どのくらい積もっているのか分からなかったのですが、夕方、周りの人々は車で走れない、と言い出しました。道に雪が積もっていて凍っているから、というのです。普段雪が降る地方でもないので、スノータイヤも誰もつけていないし、こんな状態では車の運転も危なかろう、というのです。
私の車にもスノータイヤはつけていませんし、家に戻るまでに坂道があるので、滑ったら恐いかな、と思い、職場に車を置いて、地下鉄で家に帰ることにしました。夕方地下鉄に乗った同僚の話では、考えることは皆同じなようで、かなり混んでいると言われました。
が、出てみて驚きました。確かに雪は積もっていますが、市内では10センチも積もっていないのです。夜になって降りもかなり少なくなっていました。同僚は九州の出身なので、「こんなに雪が降るなんて!」と驚いていましたが、今までフランスの北の方に住んでいた私としてはこんな光景日常茶飯事。この程度で生活が乱れることなどありません。
地下鉄の駅に行くと、さすがに帰宅ラッシュの時間はもう終わったようで、人の量は普通でした。私は4本地下鉄を乗り継いで家に帰らねばならないのですが、乗換えをしていると、アナウンスが聞こえます。
「本日雪のため、全てのバスは運休になりました。安全のためということをご了承ください。」
確かにリヨンは市内の回りに幾つか丘があり、道がかなり急勾配なので、そういう道を走るのは危ないかもしれないけど、かと言って、市内全てのバスを運休にしなくても・・・。
その分、地下鉄の運転本数を増やしたようで、乗り換えは大変スムーズに出来ました。地下鉄の駅からの帰り道も大した積雪はありませんでした。
そして翌朝。気温は0度前後のようです。歩道は少し雪が溶けかかってびちゃびちゃしていますが、車道にはもう雪はありませんでした。雪が降った後、凍ってつるつるになっているのが一番危険なので、それが回避できるのはありがたいです。しかし、朝市に行ってみると、出ている店の数が普段より随分少なくて驚きました。雪のためのようです。
今までフランスの北側に住んでいたし、基本的にフランスは日本よりは寒いので、フランス人は雪に慣れているもの、と思っていましたが、今回の騒動を見て、リヨン人はまるで東京人のようだな、と思いました。結局は慣れの問題なのでしょう。この冬は日本でもたくさん雪が降り、交通マヒなども起こったようですが、ある地方にとっては何の問題にもならない積雪が、ほかの地方においては大変なことになってしまうのだな、ということを実感したこの週末です。



